「大学くらい行きなさい。」って言われたけど、
本当にその必要あるのかな。
と悩んでいるあなた!
こんにちは、作曲家の逸@itsu_guitaristです。
大学は深い知識を得られる場所ですが、
本当にあなたの人生に必要なのかって、判断するのが難しいですよね。
わたしは2011年に経済学部に入学、2015年に一般企業に事務職として就職しました。
大学に行ってメリットがあったと思うこともあるし、
もっと真剣に考えれば良かったと後悔していることもあります。
ですが、ひとつだけ声を大にしていえるのが、
「大学に期待しすぎてはいけない」
ということです。
今回は、「大学のココが期待と違った」をテーマに、
実際にわたしが経験したことをお伝えします。
将来を考える際の参考にしてくださいね。
大学のココが期待と違った!
大学に行くべき、と言われるのはなぜ?
「大学に行くべき」っていうのは、
大学に何かメリットがあると思うから、そう言うんですよね。
高校だけでなく、大学進学して欲しいわけですから、
おそらく、
主に「就職」にメリットがあると思って、
行くべきだって言うんだと思います。
嫌だー!今から就職なんて考えたくない!ってあなたも、
知るだけ知っておいてください。
知らないと誰とも上手く話ができないと思います。
確かに大学には就職関連の情報が集まってくるし、
大学生ならではのメリットも受けました。
ただ、
「これは大学ではやってくれないんだ!」
っていう期待とのギャップも感じました。
そもそも、「就職にメリットがある」というのは、もっと細かく考えられると思います。
わたしの場合、
- 就職率の良い大学に行けば安心できる。
- 大学に行けば資格が取れる。
- 就職先を見つけてもらえる・紹介してもらえる。
と両親によく言われていました。
ですが、この3つとも、
大学に入っただけで必ずついてくるものではないんですよね。
大学に入った「だけ」では、
メリットがないかも!
大学のココが期待と違った!3つのカンチガイ
就職率の良い大学は安心だ
わたしの出身大学は、就職率の高さを売りにしていて、
説明会では、最近5年間の就職率が「95%」と言われました。
こう聞くと、「簡単に就職できそう!」って思いませんか。
ただ、
就職率が良い=簡単に就職できる、は間違いです。
おっきなおっきな間違いです!
わたしは親が言うからとりあえず進学して、ダラダラ大学に通いました。
将来もなんとかなるでしょ。と考え、やる気も目的もありませんでした。
就職活動は、大学3年の秋から一斉スタートしましたが、
結局わたしは、大学4年の1月くらいまで就職先が決まりませんでした。
つまり、1年3ヶ月の間、履歴書を書いたり面接を受けたりしたということです。
※目安ですが、早い子は大学4年の春に内定が決まり、他の子も夏が終わる頃には大方決まっていました。
これの何が辛いって、
就活はお金かかるんですよ!
説明会に行くにも、電車で会場まで行かなきゃ行けないし、お昼ご飯も買わなきゃ行けないし、
履歴書だって、書留や速達で送るので、郵送代もバカになりません。
お金の問題は、就職活動が長引けば長引くほど、苦しくなります。汗
わたしも5,60万就職活動に使いました。
「就職率が良い大学」と言われると、就職が楽そうって思っちゃいますよね。
でも、それには、
全員が簡単に就職活動できるわけじゃない、
お金と時間をたくさん使う可能性もある、ということを知っていて欲しいです。
就職率良くても、
簡単に就職活動できるわけじゃなかった…。
大学に行けば資格が取れる
「大学に行って、資格を取りなさい」と言われたことがある人はいませんか?
わたしは進路相談があるたびに言われていました。
わたしは経済学部であり、在学中に日商簿記検定を取得しました。
(請求書の計算や帳簿など、お金の計算に関する検定です。)
ただ、大学の授業で資格が取れるようになったわけではありません。
簿記の授業はありましたが、「大学の試験用」の勉強で、
「資格の勉強」は自分で教材を買って、授業以外で勉強することが必要でした。
※これが私立大学だと、フォローが手厚いという話も聞くので、あくまで国立大学のお話と思ってください。
そもそも、大学は「自分で勉強する場所」という特徴があります。
中高は授業が決まっていて、社会見学や進路相談など、学校が内容も日程も教えてくれましたよね。
大学は、学校側から働きかけてくれることは、ほとんどありません。
こう聞くと、高校生以下の方は、びっくりすると思いますし、
わたしも大学に入学してから、ようやく分かったことです。
もちろん大学は、たくさんの情報やチャンスが集まってくる素晴らしい場所です。
留学をサポートしあう学生サークルがあったり、
会社経営者の講演会や特別授業を受けたりできます。
ただ、その情報は、
ヒト気のない廊下にモノクロの案内が貼ってあるだけ。
学内メールが1通来るだけ。など、
自分から情報を取りに行かないと、何もメリットを受けられません。
資格も同じです。
授業だけでなく、自分で勉強する時間が必ず必要でした。
大学=自分で勉強するところ
なんだね。
就職先を見つけてもらえる・紹介してもらえる
わたしの場合は、「全くありませんでした。」
大学は、担任の先生がいないので、ゼミの先生にお世話になるんですが、
「〇〇の面接受けてみたら?」と勧められたり、
「知り合いが新入社員探しているんだ」って紹介されることは、全くありませんでしたね。
わたしの就職活動は、
一般の就職サイト(リ〇ルートなど)に登録して、
説明会を予約して、履歴書を発送して、面接を受けに行く。という流れでした。
他の学生も同じようなステップを踏んでいたと思います。
ですが、やっぱり「大学は自分でやる場所」なので、
ゼミの教授から、就職先決まった?や進行状況どう?など、
定期チェックはありません。
全て「自分で管理する」ことが必要でした。
これは、どのゼミや研修室に入るか、などで違いはあると思います。
教授はとっても誠実な方だったので、
わたしがやらなかっただけで、泣きついたら何かお力添えして頂けたとは思います💦
ただ、あなたやご両親が
「大学には就職先がある」って思っているなら、
危険だな、とも思います。
わたしのゼミの場合は、
紹介してもらって、すぐ就職が決まるということはありませんでした。
結局は、自分で行動が必要だったよ。
全ての原因
この3つに共通するのは、
「大学に行けば、もれなくメリットがついてくる。あとは何もしなくていい。」
という考え方でいたことが原因です。
大学のメリットは、やる気を持って自分からGETしに行かないと得られません。
やる気がある人なら、就職に役立つ情報やチャンスが得られるので、
確かに「大学に行くべきだ」と言えるでしょう。
ですが、やる気がない人にとっては、逆になってしまいます。
どうでしょうか。
あなたは、大学にやる気を持てますか。
「大学は楽しいよ。行くと良いよ。」と言うのは間違いではありません。
その人は目的があって、やる気を持って取り組んだ人だからです。
大学は、その道を極めた大人に出会えて、同世代から刺激をもらえる素敵な場所です。
ただ、その素敵な体験は、やる気を持たない人には訪れません。
あなたは、どんな時に、元気が出て力が湧いてきますか。
キャンパスライフを想像した時ですか。
それとも、何か別のことをしている時ですか。
何を想像しましたか?
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