親の「もう勝手にしなさい」にモヤモヤ…その理由と対処法【怖がらなくてOK】

人間関係

※当サイトはアフィリエイト広告による収益を得ています。

「もう、勝手にしなさい!」

親からこう言われると、

なぜわたしたちは、

置いてかれたような悲しい気持ちになるのでしょうか?

逸

こんにちは、作曲家の逸@itsu_guitaristです。

勝手=自由という意味なら、

「自由にしていいよ」と同じ言葉のはずなのに、

全然ちっとも嬉しくない。むしろ、

親に失望するし、

自分が悪者にされた気がして悔しいし、

なんだかいやーな後味です。

逸

なんでだろ?

今回は、

「勝手にしなさい」という言葉をテーマに、

  • この言葉の「問題点」
  • 言われたときの「3つの対処法」

についてお伝えします。

この記事であなたの心を明るくすることができれば、とても嬉しく思います。

逸

ぜひ参考にしてね!

足元見られてて不快。

もう、勝手にしなさい!

この言葉はわたしが小さい頃から、

「切り札」のようにつかわれてきたと感じます。

幼稚園小学生のときは、

いやだな。怒っちゃったな。くらいで、

特別疑問に思いませんでしたが、

確実に冷たい壁を感じたのは、

中学・高校で「進路」を話し合ったときです。

逸

もう10年以上も前の話笑!

わたしは音楽の専門学校に行きたいけど、

両親は大学進学して欲しかったため、

たびたびモメていたのですが、

この話し合いでも、

「そんなに言うなら、もう勝手にしなさい」

と声を荒げてプイと横を向かれるようになりました。

その途端、

パッと手を離されたような、

暗いところに置いてきぼりにされたような、

つめたい孤独感を感じました。

そして同時に、

「なんだ、その言い方?

まるでわたしが悪いことしたみたいに言って。」

怒りもわいてきました。

ファミレスでぐずってるのと違うんですよ。

子:ピザとスパゲッティどっちにしよう、選べない〜

親:もう勝手にしなさい。

とは訳が違うんです!

進路選択というと、

保護者印なり入学金なり、親に頼らなくてはいけない場面が出てくる。

そこで勝手にしろと言うのは、

親なしでは何もできないんだから、

手を貸さなければいい。

と言うのと同じ。

「子どもの足元見ているな。ひきょうだな。」

とじぶんの無力さが心底悔しかったです。

・・・と、当時は怒りでカーッとなっていたのですが笑!

あれから10年以上経ち、

ブログで親子の話もできるようになった今、

この言葉の何が問題なのか

あらためて冷静に考えてみます。

「勝手にしなさい」の何が問題?

累計50万部突破のベストセラー「言いかえ図鑑」の親子版、

親子のための言いかえ図鑑』でも、

「勝手にしなさい」「もう知らない!」などは、

子どもに有無を言わせない“恐怖政治”のような言葉と指摘されていますが、

一番の問題点は、

「意見を変える気はない」と、

話し合いが一方的に終わらされているところ

だとわたしは考えています。

逸

もう少し詳しく見てみよう↓

「勝手に」とは言っていますが、

親御さんは賛成してくれたのでしょうか?

はじめは反対してた気がしますが・・・

意見を変えてくれたのでしょうか?

違いますよね。

どうもこの言葉には、

(私は反対だけど)勝手にしなさい。

と、前に「反対」の意思が隠れているように感じます。

また勝手という言葉は、

「自由に・好きなように」という意味もありますが、

「自分の力の範囲内で」という意味もあります。

一体どちらの意味でつかわれているのでしょう?

注目したいのは、

親御さんの態度が不機嫌(または怒っている)なこと。

わたしたちがなんだかモヤモヤを感じること。

・・・この2つから考えるに、

今回は後者の方。

(協力したくない・関わりたくないから)

自分の力で勝手にやってくれ。

という意味でつかわれているのではないでしょうか。

ただ親御さんとしても、

子どもの話に納得がいかないなら、

反対するし、協力したくない気持ちにもなるでしょう。

ですが、

今回わたしが問題にしているのは、

話し合いが一方的に終わらされているところ

です。

反対だし、協力しない。

そしてそれを変える気もない。

とクサいものに蓋をするかのように、

門前払いしているところがずるいと感じます。

分かり合う、から逃げないで

わたしたち人間は、

これまで「話し合うこと」で、

好きな人を見つけてきたし、

分かり合ってきたし、

争いを解決してきました。

もし親子で意見が違うのであれば、

反対なら反対で、

“これこれこういう理由で反対”

と納得するよう話をして、

話し合いがヒートアップしたなら、

“今日はこのくらいでまた後日話そう”

“〇〇日後、落ち着いて話そう”

など、再び話し合う意思を示す。

これが本来の姿ではないでしょうか。

「勝手にしなさい」

この言葉は、

その場しのぎにはなるけれど、

もっとも大切な

「“分かり合うこと”を放棄された」

親子にしこりを残す危険がある。

わたしはこう考えています。

しかし!

この言葉をつかう人を一方的に責めたいのではありません。

国語算数は教わっても、

「子育て」は誰も教えてくれないし、

親もそのまた親の、

おじいちゃんおばあちゃんから言われたことをそのまま言ってしまった。

という場合も多いでしょうから、

これは家庭というより、

「社会の課題」なのかもしれません。

ですが皆さんは、

今まさにモヤモヤを何とかしたいー!と思っているはずですから、

次の章では、

「わたしたちは具体的にどんな行動をすればいいか」

についてお伝えします。

今後の方針【3つの対処法】

まず大前提として、

「勝手にしなさい」という言葉を、

じぶんの大切な人につかわない

というのが、

わたしたち自身の心に刻んでおきたいことです。

その上で、

誰かから「勝手にしなさい」と言われたときは、

  1. 何度も頼む
  2. 別の大人に頼む
  3. 勝手に(自由に)行動する

この3つから選んでみてください。

親子のための言いかえ図鑑』では他にも、

「お母さん、出ていくからね!」

「泣いてたってわかんないでしょ!」など

カッとなって言ってしまう言葉の

“前向きな言いかえ”が紹介されています。

何度も頼んでいい

わたしたち子どもにも、そして親御さんにも、

それぞれの考え方がありますから、

お願いor提案は、

必ず賛成してもらえるわけではないし、

また賛成しなきゃいけないものでもありません。

ただ前章でお伝えしたように、

親子はずっと続く関係なのですから、

「話し合いに応じる」

という責任はあるはずです。

だから、何度も頼んでいいんです。

勝手にしなさい、もう知らない。と言われても、

「もっと話し合いましょう」と頼んでいいです。

ただしその場合、

①別の日に・②繰り返し

言うのをおすすめします。

「勝手にしなさい」という言葉は、

話し合いが長引いて、

お互い疲れてきて、

話の終わりが見えなくなったとき、

捨てゼリフのようにつかわれることが多いのではないでしょうか。

逸

かっこ良くないし、

捨てゼリフにもなってないんだけどね。

そのため、

親御さんの口からこの言葉が出たとき、

え、勝手ってどういうこと。

私なんかどうでもいいってこと?

と深追いすると、

よけいに話がこじれてしまう危険性があります。

逸

深追いはキケン。

もちろん、

はじめっからこう言われたなら、

「ちゃんと説明して」と言っていいと思いますが、

話し合いに興奮して&疲れていると、

うまく頭が働かず、正しい判断ができなくなります。

そのため、

「勝手にしなさい」と言われたときは、

「明日以降、別の日に」再チャレンジしましょう。

そして次も話が煮詰まって、

まとまらないようであれば、また別の日。

逸

それもダメなら、また別日。

もしかして、

しつこい。と言われることがあるかもしれません。

ですが!

「お互いに納得できるまで」思いを伝え合うのは、

けして悪いことではなく、むしろ、

信頼関係にとても重要なことではないでしょうか。

別の大人に頼む

自分とご両親との間で話がまとまらないなら、

「別の大人に味方になってもらう」のも一つの方法です。

担任・進路指導の先生など、

「家以外での姿」を知っている方が話し合いに参加してくれたら心強いですし、

父方(母方)の伯父さん叔母さん、

父方(母方)のおじいちゃんおばあちゃん、

年上の兄弟姉妹など・・・

あきらめるのは、

「つながりのある大人、全員」を頼ってみてからでもいいんじゃないでしょうか。

逸

力になってもらえなくても、

「行動力」を親御さんに示すことはできるね。

勝手に(自由に)行動する

最後になりますが、

じぶんの力で対処しようと思うなら、

皆さんの思うように行動してもいいと感じます。

もちろん、勝手にしろ=賛成ではないので、

小言なり文句なりを言われるかもしれません。

(うちの親なら、子供のくせにとか、わがままとか言うんじゃないかな・・・笑)

ですが、

相手が「話し合いを拒否している」以上、

勝手に(自由に)行動することを、

ただのわがままで片付けられないはずです。

逸

子どもだけを非難できないはず。

ただわたしたちも、

勝手にするわ!とヤケクソになってはいけないので笑

まずは①②の「何度も話す・別の大人に頼む」を行って、

それでも解決しない場合、

「じぶんの思うように行動する」というのをおすすめします。

スルーできない人は、甘いのか?

よく、

“親にちょっとキツイこと言われたくらいで悲しいなんて甘い”

と言う親御さんを拝見しますが、

わたしは、甘いとは思いません。

まったく思いません。

なぜなら、

「感じ方」は一人ひとり違うからです。

50m走で、

はじめから5秒台6秒台で走る人もいれば、

もっと時間がかかる人もいるように、

同じ言葉を言われても、

カッと怒る人、

涙が出てくる人、

すべてスルーできる人・・・いろんな人がいます。

ただこれは「感じ方」が違うってだけです。

走るのに得意不得意はあっても、

正しい正しくないがないように、

感じ方にも、正解はありません。

もしかして、

“このくらいでへこたれるようじゃ、その仕事でやっていけないよ”

という人もいるかもしれません。

果たしてそうでしょうか?

わたしはこれにも、

「そうは思わない」と言いたいです。

学校の先生ひとつとっても、

熱血指導の先生が頼もしいなあと感じる生徒もいれば、

冷静で丁寧な先生の方が安心だなあ、

何でも話せるなあと感じる人もいるのではないでしょうか?

それにもし、その職業のみんながみんな

「同じ性格・同じ感じ方」だとして、

この先長くやっていけるでしょうか?

全員が同じ性格だった場合、

わかりやすい説明や、

新商品の開発や、

クレームへの対応など、

さまざまなお客さんに対応できるんでしょうか?

逸

多くの人に喜んでもらえないんじゃないかな?

もちろん、生きていく上で、

ある程度のスルースキルは必要なので、

周りの言葉に影響されやすい方は、

「人よりも多くの努力が必要になる」かもしれません。

ただそれは、今後身につけていけばいいんです。

わたしが会社員時代、

気の強い…なかなかタフな先輩社員がいらっしゃったんですが、

“私も若いころは、先輩に叱られて毎日のようにトイレで泣いてたのよ〜”

と仰っていて、

「えっっっ!先輩って泣くんスか!?!?!?」

※心の声

とものすごく衝撃を受けたのを覚えています。

逸

男も女も無敵!って方だったからさ……。

わたくし逸も、高校大学のときと比べたら、

図太くなったし、ずうずうしくなったし、笑

年齢を重ねて、色々失敗して、

はじめて身につく「心の成長」もあると感じています。

今あなたが、

誰かの言葉に影響されやすい状態だとしても、

今は影響されやすいかもな。

けれど、これから自信をつけていこう。

と自分を責めることなく、

皆さんが「今一番やりたいこと」に取り組んでもらえたらと思います!

▼第2章、4章でご紹介した本

逸

言ってしまう「親の心理」も解説されてるよ。

逸

最後まで読んでくれてありがとう!

人間関係 親子関係
逸

作曲家・ギタリスト

「親子の悩みがあっても、必ず前向きに生きていける!」

中高生の進路選択で大モメ→両親と分かり合えないことがコンプレックス。
でも音楽・ギターに出会えたおかげで、こんなに笑顔でいられます🐨🎸

ブログでは、
「あなたが、あなたの人生を生きる」ためのアイデアを発信しています。

\フォローしてくれてありがとう/
\この記事が役に立ったらシェアしてね/
\フォローしてくれてありがとう/
スポンサーリンク
逸 OFFICIAL BLOG 「どんといけ、どーんと!」

コメント

タイトルとURLをコピーしました