「あなたが正しいと思うから正しいんだ」
これは、わたしの曲『それでも世界は美しい』の歌詞のひとつです。
「あなたが正しいと思うから正しいんだ」
この文を見てどう思いましたか?
「えー、常識の方が大事じゃん!」
「人間関係があるから、周りの意見も聞かなきゃ!」
って思った方もいると思います。
それでも!
「あなたが正しいと思うことが1番」だと断言できます。
なんで?その理由を今回お話します。
理由は2つあります。
1つ目は「あなたはあなたの人生を生きていること」
2つ目は「正しいことは、国や時代によって変わること」
1つずつ解説するよ!
あなたはあなたの人生を生きていること
あなたは、あなたの人生を生きています。
人生はみんな平等に1回だけ。
あなたの周りの友達も親も先生も上司もみーんな、
自分の人生は持っているんです。
だから、あなたが遠慮してあきらめたり、肩代わりしてあげる必要ってないんですよ。
みんな自分の人生は持っているんだから。
わたしも、高校&大学進学で大モメにモメたので、
周りの意見に影響されないって、
簡単なことじゃないと分かります。
でも、これだけは覚えておいて欲しいんですが、
あなたが死ぬ瞬間まで一緒にいてくれる人はいません。
親は自分より先に亡くなるはずだし、
周囲の人たちも、いつ急に引っ越したり・病気になるか分かりません。
だから、周りの誰かの
「進学しなさい」
「そんなこと無理に決まっている」
って言葉は、
「私は絶対に認めないよ、だけど、責任は取らないよ」
って言っているのと同じなんです。
ちょっと大げさかもしれませんが、そう考えていいと思います。
だから、他の誰かの人生に遠慮するより、
あなたの人生を全力で生きて、
自分の人生ひとつに責任をとるべきだと思いませんか。
正しいことは、国や時代によって変わること
そもそも、「正しい」って実はあいまいなものなんですよ!
わたしも高校生の時は
「親の同意を取ることが、絶対に必要」で
「働くこと=会社に勤めること」
だと思っていました。
でも、ゆとり教育が廃止されたり、
働き方改革!って言って仕事のやり方が変わったり、
生き方とか働き方ってどんどん変化していきますよね。
そう、「変わって」いくんですよ!
正しいといわれることは、これから必ず変わっていきます。
例えば、「転職」。
日本では、まだまだマイナスなイメージがありますよね。
でも、知っていましたか?
海外では、転職への考え方が日本と大きく違うんです。
例えばアメリカでは、
日本の「年功序列」とは違って、「出来高制」が一般的。
だから、給料を上げたいと思ったら、
どんどん転職して、自分を高く評価してくれる会社(仕事)を探すんです。
ヨーロッパの国、イギリスでも、転職は普通・当たり前という考え方です。
なんと!日本みたいに
「1度入った会社で定年まで働くぞ」という人は、ほとんどいないそうです。
どうですか。
国によって全然違いますよね。
正しいことは1つじゃないかもしれない、って感じませんか。
常識だって、変わっていくんですよ。
大きい例えになりますが、
「殺人」なんて言ったら、ものすごく重い罪ですよね。
でも、江戸時代だったらどうですか?
「切り捨て御免」といって、武士で権利が認められた人は、
道ばたで人を切っても、罪にならなかった時代もあるんです。
また、「マスク」もそうですね。
今までは、風邪でもマスクをしない人がいたのに、
コロナ後では、
普通・・・どころか、超重要・必須アイテムですよね。
常識も、時代の中で変わっていくんです。
先のことはわかりません。
いつコロナのように、世界中が変わってしまうかもしれません。
正しいことは、唯一無二ではないんです。
変わっていくんだね!
わたしたちのこれから
自分の人生を生きていく。
正しいことは変わっていく。
これを分かったうえで、
じゃあ、わたしたちはどうして行けばいいでしょうか。
それは、
あなたを正しいと言ってくれる世界を探すことです。
わたしが人生で1番悩んだのは高校生ですが、
学校と家族の2つしか世界がなく、
そこで否定されたら、世界が終わったように感じてしまったんです。
しかし、
あなたが知らない世界というのは、必ずあります。
例えば、あなたは、
会社に勤めたら、黒髪にスーツで統一するってイメージを持っていませんか?
でも、就職活動をするなかで、
金髪に近い茶髪で、正社員として働いている人に会ったことがあります。
事務所勤めで、お客さんの出入りもある会社です。
何を大切にするかって会社ごとに違うんです。
違って良いと思うんです。
また、警察関係の知り合いがいるんですが、
警察官は大卒より、素直でガッツのある高卒の方が重宝される。
という話を聞いたこともあります。
(もちろん、都道府県や部署で違いはあると思います。)
今いる世界から1歩外に出れば、
あなたと同じ考えの人って必ず存在するんです。
今いる世界が合わなくても、いいんです。
世界はこの世にたっくさんあります。
あなたが知らないことは、絶対、絶対、絶対にあります!
心が弱ったときは、「それでも世界は美しい」を聴いてみてください。
わたしの歌は、最後は必ず希望が持てるようになっています。
まだまだ、終わるには早いですよ。
一緒にいろんな世界を見に行きましょう。
わたしと一緒に、もう少し頑張ってみない?
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