進路で親と意見が合わないときに考えたい「相手を動かす伝え方」とは?【伝え方#1】

人間関係

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中学3年の高校受験のとき。

高校2年の文理選択のとき。

高校3年の三者面談のとき。

進路を考える時期はたくさんありますが、

そのたびにわたしは、

「親を変えたい」「説得したい!」と心から願っていました。

逸

こんにちは、作曲家の逸@itsu_guitaristです。

両親は大学進学を望んでいたのですが、

「音楽の専門学校に行きたい」と伝えたところ、

音楽が好きなの?

いずれ変わるかもしれないよ。

失敗したら?

音楽なんて他に就職できないよ。

じぶんは上手いと思ってる?

何千・何万人のお客さんにそう思ってもらえる?

と質問が出るわ出るわでしたが・・・

中学生のときも、高校生のときも、

まったく上手く説明することができませんでした。

逸

もどかしかったし、

歯がゆかったし、くやしかった。

学生のとき、

手をのばして・背のびをして・ジャンプをしても夢に届かない気がして、

ずっとわたしは、

「圧倒的に足りない」と感じていました。

ですが会社員として6年、

さまざまな人たちと働き、

フリーランスになって3年、

今こうやって“言葉”をつかった仕事をさせて頂いているので、

今回は、

「伝える力」をテーマに、

親御さんと進路について話すとき、

話を分かってもらう・考えてもらうための「相手を動かす伝え方」

とは何なのか。

一緒に考えていきましょう!

この記事が少しでも読者の皆さんの力になれば、とても嬉しく思います。

逸

ぜひ参考にしてね!

理由より、やりたいこと

今回は、

①伝える「手法」

②伝える「心構え」

という順番でお伝えします。

「理由」は反論されやすい

親御さんと進路の話をして、

まず聞かれるのが、

「なぜやりたいのか」ということではないでしょうか。

わたしが学生の時に言ったのは、

「多くの人に影響を与える仕事がしたい」

という理由でした・・・が、

すぐさま母に、

影響を与える仕事って、他にもあるんじゃない?

と返されました。

逸

一発KO!

カーンカーンカーン(ゴングの音)

その後→

母:たとえば学校の先生だって、

何百人もの生徒に会って影響を与えられるじゃない。

逸:いや、音楽だったら直接会わない人にまで影響与えられるし・・・モゴモゴ

とまさに水掛け論で、

いつまでたっても終着点が見えませんでした。

逸

子どもだと、

後手後手にまわっちゃうんだよね。

これは。これの問題点は、

「やりたい理由」は反論されやすい

ということです!

人に影響を与える。もそうですが、

人を笑顔にする、

人を助ける、

人に喜んでもらうという「やる理由」は反論されやすい。

なぜか?

それは、どんな職業にも当てはまるからです。

おいしい食事を提供して、人を笑顔にする。

おしゃれなヘアカットで、笑顔にする。

電気が当たり前に使えるサービスで、笑顔にする・・・

人を笑顔にしない仕事はありません。

同じように全ての仕事が、

人に影響を与えて・助けて・喜んでもらっています。

もちろん、

読者の皆さんが「やりたい!」

と考えているのも本当で、本物の志だと思いますが、

どの仕事にも当てはまるというのは、

「曖昧だ」ということです。

残念ながら、

「曖昧・大ざっぱ・ざっくりとした意見」というのは、

話し合いの中で、

「いい加減な気持ち」という印象を与えます。

そのため、

あなたの勘違いじゃない?

この学校じゃなくていいんじゃない?

今決めるのは早いんじゃない?

と言われやすくなってしまいます。

「やりたいこと」のいいところ

これに対抗するには、

「やりたいこと」を話すことです。

なぜこれが良いのか。それは、

徹底的に「具体的にできる」からです。

ここで、

「まだやってないことを詳しく考えられないよ!」

って思う方もいるかもしれませんが、

実は、たくさんあります。

「今」考えられることがたくさんあります。

「音楽の専門学校に行きたい」を例にすると、

何県の何という学校に行きたいのか?

なぜ専門なのか。なぜ大学・サブスクールではないのか。

なにを基準に選んだのか?

就職率なのか。学費が安いのか。通学が便利なのか。「卒業生 口コミ」を見たのか。

家から通えないなら、

周辺でどこが治安が良いのかマップを作る

アパートの月額・オートロックか否か・学校までの距離などを表にまとめる

などどんどん具体的に考えることができます。

たしかに、

大量すぎて、ウッと息がつまるかもしれません。

おそらく高校生のわたしに見せたら、

「なんで親の機嫌をとらなきゃいけないの!」

「そんな時間なんてない!」

と叫ぶような気もします。

逸

尖ったナイフだ……笑

ただ、親御さんに分かってもらわない限り、

お金を出してもらう・ハンコを押してもらうのは叶いませんし、

上に挙げたのは「いずれ調べること」ですよね。

親がすんなりOK!だったとしても、

良い学校を調べるべきだし、

通学にどれだけ時間・費用がかかるか考えるはず。

それをじぶんで調べるんだから、

全然ムダじゃありません。

逸

むしろ率先してやりたいことだった。

「見える化」する

また、

「やりたいことを具体的に」というのは、

「わたしたちがどれだけ真剣に考えているか」

という本気度も伝わります。

というのも、

上に挙げた卒業生の進路を調べる・アパートを比較するなどの作業は、

表なりマップなりランキングなり、

「目で見える形」にして説明することができます。

講演会やセミナーだって、

たんたんと言葉だけで話されたら、

よく分からんし眠いし興味を持ちにくいですよね。

ですがレジュメがあったりパワーポイントがあったり、

さらに画像や動画なんかがあったりすると、

「聞こうかな」という気にはなるじゃないですか!?

逸

寝るかもだけど笑

「聞こうかな」とは思うはず。

進路も同じです。

言葉だけで話し合うのは、非常に難しいです。

でも分かってくれないと悲しいし、

怒りも湧いてくる。

すると親御さんも口調が強くなって、

わたしたちもケンカ腰になって、

交渉決裂してしまう・・・!

ってことになりかねません。

逸

ケンカはよくない。

「本当の自分」じゃなくなるから。

進路は、

「人生ではじめて親子で意見が分かれるイベント」の一つでもあると感じます。

今まで大きな問題がない人ほど、

何で分かってくれないの!とパニック状態になるかもしれません。

ただ、興奮して怒鳴りあっていては、

「相手を分かる」なんて絶対にムリだと思いませんか?

話し合いが上手くいく確率を上げるためにも、

言葉だけではなく、

表やグラフなど「見える形」で伝えてみてはいかがでしょうか。

逸

↓次の章からは、

「心構え」の話。

正解ではなく、本気を知りたい

「圧迫見極め」の危険性

進路のお悩みを読んでいると、

「お前には無理。できっこない。」と言うのは、

「あえてキツイ言葉を言って、

子どもがどこまで本気なのか見極めているんだ」

という親御さんがいらっしゃるようですが・・・

大変危険だと感じます。

これ、圧迫面接ですよね?

就活の経験がない方にご説明すると、

圧迫面接とは、

面接官がやたらと冷たく、

何と答えても、

「えー?君おかしいんじゃないの?」

「君の意見、間違ってるよ」

と否定される面接のことを指します。

※目的はクレーマーへの対応力を見るため・困難な状況でどう行動するか見るためだそうです。

・・・が!

これは、相手が他人だからいいんですよ。

圧迫面接には気をつけろよ〜!と先輩からさんざん怖がらせられて、

周りの就活生もしんどかった〜!って頑張ってて、

最終的に、

「あの面接官、絶対性格ワルイよね!」

ってグチれるからいいんです。

逸

あまり褒められた言い方じゃないけどさ…笑

でも、親子ってそんな風に笑い飛ばせなくないですか?

親を悪く言うと、じぶんまで惨めに思えてくるし、

これから先ずっと続く関係だし、

できることなら嫌いにならず、

家族とは良い関係を築いていきたいではないですか!?

だから、

この「圧迫見極め」は家族間ではやめようよ。

というのがわたしの意見です。

逸

したことは返ってくるからさ…。

・・・が、

なのですが!

そのかけ引きを取っ払うと、

子どもがどれだけ本気か知りたい 

というのが、

親御さんの「本当の気持ち」だと分かります。

これこそが!

一番考えるべき最重要ポイントではないでしょうか。

大切なのは「現在の本気」

中高生のとき、母から

好きなこと、いずれ変わるかもしれないよ。

才能あると思ってる?

こう言われたとき、

これを真に受けてしまって、

え、未来のことを保証できない・・・。

とフリーズしてしまったんですが、

(馬鹿正直だった。涙)

これには迷わず、

「これが1番やりたいことです。」

「わたしにはできます。」

と返答していいです!

逸

んもう、

食い気味に言ってOK!

親は、別に未来の保証なんて求めていません。

2020年代の今、

2人に1人が転職する時代ですし、

大人だって、よしやるぞ!と起業しても、

続けられない場合も多々ありますから、

変わることもあるし、

上手くいかないこともあるし、

それは当然のことです。

ですが!

ここで皆さんが、

気持ちが変わるかもしれないけど・・・。

才能はまだわからないけど・・・。

って答えてしまうと、

「おいおい、この先大丈夫か?」と、

親御さんを不安にさせてしまいます。

逸

そしたら信用してもらえないよね。

くり返しになりますが、本当に大切なのは、

「わたしたちがどれだけ本気か」を伝えること

です。

就職面接でも、

「うちは第何希望ですか?」という質問に、

「貴社が第一希望です!」と答えるという暗黙のルールがあります。

これだって、

ホントに何番目か聞いているのではなく、

「どれほど強い気持ちで就職したいか」を知りたいんです。

逸

「うちの会社入りたいですか?」って聞かれて、

「230%入りたいです!」って言った同級生、

内定めっちゃ早かったなあ。笑

同じように、

今皆さんが、自分の目標を実現したい!という気持ちがあるのならば、

いずれ変わるかもよ?

才能あるの?

という言葉には、

これが1番やりたいことです!

わたしにはできます!と、

「いま現在の強い気持ち」が伝わるように

答えてみてください。

もちろん、学ぶ・練習するという

「実際に行動する姿」を親御さんに見せることも忘れないでくださいね。

【補足】周りに振り回されない方法

・・・以上で、

今回の重要なポイントは終わりましたが、

もし皆さんが、

やりたいことをバカにされる・非難されるといった、

「理解されないこと」に困っているのであれば、

ぜひ一度、こちらの本を読んでみてください。

八木 仁平 『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』

わたしはずっと、

「じぶんのことは、じぶんが一番分かってる!」と思って、

自己実現系の本は読まなかったし、

就活の自己分析だってやらなかったんですが笑

本の中で、

仕事は

やりたいことを実現する「手段」でしかない

という文に出会い、目が覚めたんです。

逸

職業はゴールじゃない。

ずっと「音楽がやりたい」だけしか考えてこなかった。

でも、

・何のためにやるのか

・音楽でお客に何と言ってもらいたいのか

「オシャレ、エモい!」なのか、

「朝からテンション上がった!」なのか、

「じぶんは一人じゃないって安心した」なのか、

「また明日も生きようと思えた」なのか・・・

深く考えられるようになりました。

「深く考えられる」と何が良いか。

それは、

ちょっとやそっとの反対では挫けなくなる

ということです。

大木が深く深く根を張っているから、

多少の雨風ではびくともしないように、

じぶんのやりたいことを深く深く考えておくと、

誰かの言葉で心が揺れ動くことがなくなります。

こちらの本は、

「ひとつずつ・順番に」やりたいことが明確になっていき、頭の中がスッキリします。

周りの言葉に心が揺らいでしまう方は、

ぜひ一度手にとって見てはいかがでしょうか。

逸

中学の教科書にしてほしいっ!

ってくらい「人生のベスト本」だよ。

人間関係 親子関係
逸

作曲家・ギタリスト

「親子の悩みがあっても、必ず前向きに生きていける!」

中高生の進路選択で大モメ→両親と分かり合えないことがコンプレックス。
でも音楽・ギターに出会えたおかげで、こんなに笑顔でいられます🐨🎸

ブログでは、
「あなたが、あなたの人生を生きる」ためのアイデアを発信しています。

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