どんな仕事をするか、結婚をするorしない、出産、ジェンダーの選択・・・
人生の「価値観」は本当にたくさんありますが、
親子でこれが合わないと、
“いちいち口出されてうっとおしい”
“心配は分かるけど、プレッシャーにもなる”
“自分を否定された気がする”などなど、
親御さんと話すたびにモヤモヤが渦巻いてくるのではないでしょうか。
こんにちは、作曲家の逸@itsu_guitaristです。
そんなあなたにご提案したいのが、
答えの「先送り」戦略です。
・・・いやいや!これは、
掃除を先延ばしにする〜宿題を後回しにする〜といったネガティブではなく、笑
あえて白黒はっきり答えず、
相手をのらりくらり、
「上手くかわす」ことで争いをさける
自由のための戦略です。
サボりじゃなく戦略!
「親子で価値観が違っても大丈夫。たのしく過ごせそう!」
と皆さんに感じてもらえるよう、
今回の記事は、
- 先送り戦略の「メリット」
- 実行するときの「ポイント」
についてお伝えします。
ぜひこの記事を参考にしていただき、
のびのびと気持ちの良い毎日をお過ごしください!
自由を増やそう!
先送りの「メリット」
わたくし逸は、現在30代。
一般企業で6年勤務後、フリーランスで働き、未婚子どもなしです。
ふうん・・・くらいに思う方もいれば、
ツッコミどころ満載だな!と思う方もいるわけです。
不安定じゃない?
結婚しないの?などなどね笑
毎年、歳を重ねるごとにひしひし感じるのは、
考え方が分かれる・・・つまり、
「価値観」が分かれることって、
はっきり断言すると、反対されやすい
ということです。
結婚しないと言っているのに、
家庭を持って一人前だぞー!とエラそうにしてみたり、
健康に気をつけてる人に、
我慢すると逆に良くないよー!とナゾの持論を語ってみたり・・・笑
ちょっと残念なことですが、もしかしたら、
自分の意見をはっきり持つ人は煙たがられる
というのが人間関係の現実なのかもしれません。
集団生活だもんね。
もちろん、
自分の中で意見をしっかり持つことは大切です。
一番やりたいこと・大切にしたいものを、
はっきりさせておくのは、とてもとても重要。
ですが!
わたしたちは、きのこたけのこ論争で血みどろの闘いを繰り広げるくらい、
「違い」に敏感な生き物です笑
特に「働き方・結婚出産」などは、
人生のビッグイベントや、日常のほとんどを占めること。
その価値観が違う人と熱く議論すると、
自分の存在そのものを否定された気になったり、
逆に、親御さんの生き方を否定してしまうリスクもあります。
そのため、
「反対してくるだろう人」には、
別に、ちゃんと答えなくていい
とお伝えしたいんです。
先送り戦略のメリット
=価値観の違う人に反感を持たれにくい
=争いをうまない
「先送り戦略」とは何か?
ここで皆さん、
「答えの先送り」って、いったい何?
と疑問に思われていることでしょう。
そこで、話題に上りやすい「働き方」「結婚出産」について具体例を挙げてお伝えします。
働き方
フリーランスとして働きはじめて2,3年経ったとき、
母から「いつまで今の仕事続けるの?」と言われたことがあります。
いや、終わりとかないんですけど!?
と正直ムカッとしたし、
校舎裏呼び出してとっちめてやろうかと思ったんですが←
気持ちをおさえて、
「とりあえず5年、一生懸命やるわ」
と答えました。
もちろん、本当に5年でやめる予定はありません。
仮に、5年経ってどうするの?と聞かれたら、
「退職してからじゃなくて、お母さんが質問したときから5年だよ。」
と言うつもりです。
・・・じゃあもっと経ったら?
その時は、
「ユニクロ創業者の柳井さんだって、1号店出すのに10年かかったんだ。
天才経営者で10年だから、わたしはもっと頑張らないといかん。」
と答えます。
そして10年経ったら、親も70近いですし、
「子どもを変えよう」という一生懸命エネルギーはだいぶ衰えるはず。
つまり、
親とわたしどっちが持久力あるかの勝負だと思ってます。
(・・・というか、それまでには自他ともに胸を張れる働き方を確立しよう。という自分への戒めでもあります)
ずりぃ〜!
って思われましたか?
実際、わたしも文章にしたら面白くて、
ちょっと笑っちゃってるんですが笑、
途中から屁理屈…笑
ただ!
考えて頂きたいのは、
もうわたしたちは、
学生でも未成年でもなく、
自分で働いて生活をまかなえる社会人です。
あれ買って!
なんで?
皆持ってるもん。
皆って誰?
と親御さんに説明しなきゃいけない時代は終わったはず。
例え…笑
やりたいことが親御さんに理解されない。
でもやめるつもりはない。
のであれば!
今バチバチに議論してモメるよりも、
5年10年上手く引き伸ばして、
「こりゃ、やめる気ねーな」と親御さんもうすうす分かってくるところまで行く。
・・・おそらく、うちの母は10年経っても、
仮に年収1000万とかになったとしても、
「仕事大丈夫なの?」と不安がってると思います。笑
まちがいない。
ですが、母は実家が自営業。
「安定した暮らし」に長年あこがれてきた人なので、仕方ないのかもなと考えています。
それに、
ときどき温泉旅行に連れて行ってあげればいいんですよ!
「ああ、この子なりに上手くやってるんだな」
って思ってくれるはずです。
人ってそういうもんですよ!
結婚・出産
これはひときわデリケートな事柄ですね。
したいor欲しいけど思うようにいかない。
この先ずっとしたくない(欲しくない)。
ジェンダーへの理解が得られない。
など、考え方・状況は本当にさまざまで、
「この令和の時代に、結婚出産なんて聞いてくれるなよ〜」
というのが正直な意見なんですが、笑
親子・家族となると、
なかなかそうも言っていられないのではないでしょうか。
5年前、漠然とモヤモヤしていたときに、
こうすれば良いのか!と目の前が開けた動画があります。
ニクヨさんのアドバイスをまとめると、
ある年齢までは、
「一般的な適齢期はまだだから、今仕事に夢中でーす!」
で親御さんを待たせる。
それを過ぎたら、
「今探してるんだけど(頑張ってるんだけど)、なかなかいい人ができなくて」
で待たせる、ということ。
この動画は結婚に対するお悩みでしたが、
それ以外にも、
出産だったり、恋愛観だったり、
親子で価値観が違うものにいろいろ応用できる!と感じ、本っ当に心が軽くなりました。
特に心に響いたのが、
「親に本当のことを言うのが、一番幸せなことか」
という言葉。
この「幸せ」は、
親御さんとっても、わたしたちにとってもです。
動画内でも言われていますが、
何十歳離れている親・おじいちゃんおばあちゃんに、
自分と同じ価値観にしてもらうのはなかなか厳しい。
ならば、
ニクヨさんの「頑張ってる感出して待たせる(諦めてもらう)」という方法は、
親御さんを傷つけず、
わたしたち自身が否定されることもない、
「優しくて賢いかわし方」ではないでしょうか。
ただわたしは、見合い写真持ってこられても困るので、
「良い人探してるんだけど」ではなく、「仕事に夢中で〜す!」とだけ言うようにしてます。
実行するときの「ポイント」
「先送り戦略」を実践するときのポイントは、
- 楽しい・大好きムード全開で行く
- 相談ではなく、報告をする
以上の2つ。
そして今回、
これが、
いっちばん重要なお話です!
楽しい・大好きムード全開で行く
これ!究極、これ一つで良いので覚えていてください!
一緒に考えて頂きたいのですが、
わたしたち日本人って、
「情熱」には冷たいけど、
「楽しい・好き」のパワーに弱い
とは思いませんか?
政治家の街頭演説を遠巻きにしたり、
ヴィーガン・エシカル等活動家に、そんなことして何になる?と冷やかすけれど、
「好きなことで生きていく」のYouTuberはなりたい職業1位の常連で、
アイドル総選挙・オーディション番組を本気で応援してときには泣いてしまう・・・。
このように、
これをやるんだ・やるべき!っていう情熱には厳しいけど、
楽しいうれしい大好き!には寛容。
そんなところがあるのではないでしょうか。
「ハッピー?」
「ジャムジャム!!」
そのため、先送り戦略を実行するときは、
楽しくってたまらない!という
「楽しい・大好きムード全開」
で行きましょう。
特につかいやすいのは、
「時間を忘れちゃう」
「夢中なんだ」
「とにかく大好き!」
など。
価値観が合わないと、
「分からないならいい。」「その考え古い。」とバッサリ言いたくなりますが、笑
逆に、笑顔で&明るいオーラで言いましょう。
これほんっとに大事。
たしかに、
「笑う余裕なんてない」
というお気持ちも分かるような気がします。
転職や起業など挑戦は不安ですし、
結婚・恋愛観は親だけでなく友達SNS等いろんなプレッシャーがありますね。
・・・ですが、
「楽しさを演じる」というのも一つの賢い方法ではないでしょうか。
わたし自身、安定した仕事ではないので、
実際下がり気味なときに、楽しいーなんてルンルン言えねえ!と思うこともあります。笑
ただ、価値観の違う人に不安や迷いを話すとどうなるか。
ほぼ間違いなく「やめなよ」と言われるはず。
そんなこと言って欲しいんじゃないですよね。
ですが、
「わたしたちの不安で、親御さんも不安にさせてしまう」のかもしれません。
そうしないためにも、
真剣に、
無邪気さを、
演じる
ことは、とても重要な意味があると考えています。
楽しくいるためのアイデア
電車通勤をしてた頃、スマホを触っていると、
「同じ価値観の仲間を作りましょう。コミュニティに参加しましょう」
というのをよく目にしていましたが、
10日ほど家から全く出なくても元気な超インドア派のわたしは(←親友にもドン引きされた)、
「けっこうハードル高いよなあ。」と常々感じていました。
勇気いるね……。
ですが数年前、
「レファレント・パーソン」
という考え方に出会い、目の前がパアッと明るくなりました。
これは「自己肯定感」の第一人者、
心理カウンセラーの中島輝さんの著書で知ったのですが、
レファレント・パーソンとは、
「生き様をお手本にしたい偉人」のこと。
これは、悩みや不安を感じたとき、
「もしじぶんが〇〇だったらどうするか?」を考える自己肯定感アップのトレーニングです。
わたしがこの世で最も尊敬しているのは、
『ハリー・ポッター』のJ.K.ローリング先生。
シングルマザーで、仕事がなく、
生活保護を受けながらも、
長年の夢だった小説家に挑戦し、
世界中の人々にトキメキを与えた。
というエピソードを思い出すと、
「先生だったら、たとえ苦しくても、もっと自由にやるんじゃないか」
と思えて気が楽になるんです。
悩みが小さくなる!
一般的に人気なのは、
織田信長、坂本龍馬、松下幸之助、アインシュタイン、マザー・テレサ、ココ・シャネルなどかと思いますが、
皆さんが好きな偉人について、
「エピソード・名言」などを調べてみると、
気分が上向きになりますよ!
▼参考にした本。すぐできる「自己肯定感」アップ方法がたくさん載っていて始めやすいです。
中島先生の本はどれも、
ホッと安心できるからオススメ!
相談ではなく、報告をする
わたしは実家で家族と同居しているのですが、
2021年の春、会社を辞めるときには、
「今年度いっぱいで辞めるつもり」
「今日退職届を出してきたよ」
という報告・共有をしていました。
反対に「辞めようかな」という相談は、
一度もしたことがありません。
たしかに、転職に限らず、
ライフスタイルが大きく変わることは不安ですし、
誰かに聞いてほしい!ということもあるかもしれません。
ですが、
相談は必ず、
「応援してくれる人」or「経験のある人」にする
ことを強くおすすめします。
わたしは6年勤務して退社しましたが、
するっと即決したわけではありません。
3年目くらいから退職を考えていたものの、
辞めたいけど言い出しづらい・・・。
皆忙しいのに、わたしが抜けたら迷惑かけてしまう。と、
「辞めたいけど勇気がない」という状態が、
その後2年ほど続きました。
ですが、うちは公務員が多く、
また母も安定イズザベストの人なので、
転職を相談しようものなら、
「せっかく入った会社じゃない」
「再就職って難しいんじゃないの」
と言うのがありありと目に浮かびます。笑
そして、それに対抗できるほど、わたしはブレない精神を持ち合わせていません!
すぐ心が揺れそう。
そのため、
ただでさえ不安なのに、
価値観の違う親に相談したら、
よけいに不安になってしまうだろう。
と考え、相談ではなく報告だけをしようと決めました。
もし皆さんが、
お金を融資してもらいたい・力を借りたいという場合なら、
親御さんに相談は必要だと思いますが、
そうでなければ、相談は他の方にして、
「こう決めたからお知らせするね」
と情報交換のイメージで報告すればいいと感じますよ。
まとめ&あとがき
今回お伝えした内容をまとめると、
先送り戦略の「メリット」
価値観の違う人との争いを避けることができる
先送り戦略の「ポイント」
①楽しい・大好きムード全開で行く
②相談ではなく報告をする
いかがでしたか。
記事の中で共感できる部分はありましたか?
皆さんの心を、少しでも軽くすることができたならとても嬉しいです。
▼「楽しくいるために」の章で参考にした本
あとがき↓
わたしが社会人になってから作ったモットーに、
経済的または精神的に支えてくれる人以外からの言葉は、完全スルーする。
というのがあります。
中高生のとき、進路選びで親とかなりモメて、
「お金のある大人が賛成してくれないと子どもの夢は叶わない」と痛感して、
こう考えるようになったんですが・・・
・・・ですが、
これってある程度の「自己肯定感」がないと共感できないよな!
と気づいたんです。
すぐ切り替えられんよな…。
親の言葉って、本当に重みがありますよね。
上司や先輩にチクチク言われるのもつらいですが、
「他人だしな、割り切っていこう」と切り替えていくこともできます。
(もちろん程度によってですが)
でも親御さんの言葉って、
些細なことで大ダメージ!ってことも多いのではないでしょうか。
「親=味方」って思いたいもの。
ただ、
親子で価値観が違うのは、何もおかしいことではない
とも感じます。
というのも、わたしたちと親御さん。
本っ当に!たくさんの違いがあるとは思いませんか?
生まれた環境も、時代のムードも。
人間関係も、流行っているものも、使うデバイスも!
これだけ違うのだから、
一つ一つのものの見方、すなわち価値観って、
いろいろ違って当然じゃないでしょうか。
何十年も歳が離れてるんだし。
それはどちらが良い悪いじゃなくて、
ものの見方、すなわち価値観は、
時代・環境・人間関係などが強く反映されるから、
親の価値観もありだし、わたしたちの価値観もあり
ではないでしょうか。
社会人とはいえ、なかなか大人の対応はできないものですね。
わたし自身ブログを書くようになって初めて、傷が癒えた部分もあります。
これからも、もっともっと読者の皆さんと、
元気に生きるためのアイデアを考えていきたいと思っています!
リクエスト・コメントもお気軽に送ってくださいね。
最後まで読んでくれてありがとう!
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