こんにちは、作曲家の逸@itsu_guitaristです。
この中で、
「周りの人たちは、親と仲が良い。」
「皆と違って、自分は両親と分かり合えない」
と、苦しんでいる方はいませんか。
今回、皆さんにお伝えしたいのは、
「必ずしも親と分かり合える人ばかりではない」
いうことです。
実は私も、
ずっと「自分ばかり不幸だ」と思って生きてきましたが、
こう気づいたことで、
自分の気持ちを受けとめ、
少しずつ前を向けるようになりました。
今回は、
そのきっかけと、
皆さんが苦しみから解放されるためのアイデアをお伝えします。
トラウマになっている言葉
私の頭に今もこびりついている言葉があります。
TVのドキュメンタリー番組で、
ある芸能人の方が話した、
「父親は夢を追うことに猛反対だったんですけど、その時母親がたった一人だけ味方になってくれて」
というコメントです。
ちょうど小学生、中学生くらいの時期だったでしようか。
この人に限らず、
3,4人の方から同じような言葉を聞きました。
だから中高生の時、
進路選択で両親と決裂した時は辛かったですね。
「最初は反対されても、いつか分かってくれる」
っていう思い込みがありました。
「どうして私ばっかり。不幸だ。」
って、
自分は親に恵まれなかったんだ、と思って10数年生きてきました。
就職して経済的に自立してからも、
ずっとずっと引け目を感じていました。
変わるきっかけ
そんな私が変わるきっかけになったのは、
「繊細さん」の本に出会ったことです。
この本自体は、
「繊細でストレスを感じやすい人」に向けた内容なんですが、
第3章。
筆者の武田先生の
「ご両親と分かり合えなかった経験」を読んで、
本当に、心臓が絞られるように胸が痛くなりました。
武田先生は、
生まれつき感覚器官が敏感な体質で、
音やその場の空気から、相手の機嫌が分かる。
けれども、ご両親にはそれが理解できない。
そうやって何年も苦しんでいたそうです。
本文には、
大切な家族が、自分の感覚や気持ちを理解する術を持っていない。
大切な相手とわかりあえない寂しさや深い悲しみがありました。
という心情が綴られています。
一言一言が重くのしかかってきて、
息が上手く吸えなくなるほど、悲しい気持ちになりました。
ですが同時に、
今まで私ばかり不幸だと思っていたけど、
「両親とも分かり合えない人はいる。それが現実なのか。」
と、
本当にやるせない気持ちになり、
ガックリ全身の力が抜けました。
気づいて見えてきたもの
「両親と分かり合えない人も一定数いるかもしれない」
こう気づいて見えてきたものがあります。
ある時、友達の婚約が決まったため、
2人でランチに行きました。
おめでたい話ばかりかと思いきや、
友達の話をよくよく聞いてみると、
昔から母とは分かり合えない。
自分の思い通りにコントロールしようとする所が嫌い。
と話してくれました。
正直、彼女にそんな一面があるなんて驚きでした。
高校の時から10年の付き合いになるし、
私が人生で出会った中でいちばん心が優しい人なんです。
でも、結婚で実家を出る時になって、
はじめて話してくれたのは、
それだけ深い悩みだからだと思います。
もしかしたら、
今までも会話の端々にその兆候があったかもしれません。
ですが、
繊細さんの本で気づきを得たことで、
友達の「家族への本音」を引き出すことができたのだと感じます。
それからも、
本を読んだりYouTubeを見たりする中で、
「1度でいいから親に褒めて欲しかった」
「自分がされて嫌だった叱り方しかできない」
など、
今まで目に入らなかった「家族への本音」が、ちょこちょこ見えてくるようになりました。
家族への本音ってなかなか言いにくい
冷静に考えると、
そりゃあ家族への本音って、
赤裸々過ぎて言いにくいですよね。
そりゃそうだ。
「昨日お母さんに、プリン食べられたー!」
とかなら、
「最低じゃんー!ギャハハハ!」
って笑い話になりますけど、
「分かり合えない。トラウマだ。」
という暗い本音だと、
重すぎてなかなか言いにくい。
TVやYouTubeでも話題にしづらいです。
イイ話、感動的な話の方が、
受け入れられやすいからね。
だからこそ、
「両親と分かり合えない」って話は世の中にあまり出回っていないし、
仲のいい友達も10年経って、ようやく話してくれる。
心で思っていても、あまり口では語られない話題なんですよね。
親と分かり合えない=冷たい人じゃない
わたしはずっと、
親と分かり合えない=思春期でグレてる。というイメージがあって、
冷たそう、人とコミュニケーション取れなさそう。
って思われるのが怖いから、
両親への本音は、誰にも話せませんでした。
冷たい、って思われるのが怖かったよ。
ですが、
「繊細さん」の本の武田先生は、
心理カウンセラーとして尽力され、
わたしの友達も、人いちばい思いやりのある温かい人です。
彼女は、
私が集団イジメに巻き込まれた時に、
私の代わりにボロボロ泣いてくれた女性です。
私は、彼女以上に優しい人を知りません。
確かに最初は、
「分かり合いたい人と分かり合えない現実」があることに落ち込みましたが、
家族への本音はなかなか言いにくい。
優しい人だって、家族の悩みがある場合もある。
ということに気づき、
「そんな気に病むことじゃない。」
と思えるようになったんです。
まず気づくことが大事
ここまで読んで頂いて、
「親と分かり合える人ばかりじゃない。ってのは何となく分かったけど、
でも、だから何やねん?」
と思う方がいるかもしれません。
ですが、
まず気づくことが何よりも大事なんです。
「カラーバス効果」を知っていますか?
カラーバス効果とは、
ある一つのものを意識することで、
それに関する情報が無意識に自分の手元に集まるようになる現象
のことです。
例えば、
今日のあなたのラッキーカラーは「赤」!
って言われると、
普段より赤色のものが目に入ってきた経験はありませんか。
意識すると、急に見えるようになること!
このカラーバス効果は、
「両親と分かり合えない」という苦しみから解放されるのにも、同じことが言えます。
私が、
本で気づきを得てから友達の話を聞くと、
「家族への本音」に気づけたように、
皆さんも、
分かり合える人ばかりじゃないかも。と思って生活してみると、
見たり聞いたりすることの中に、
親子関係の情報が集まってきます。
今まで気づかなかったのに、
意識した途端いろんなものが見えてきます。
その中には、
「親子問題を乗り越えることができた」
「親との関係に悩んだけど、自分で幸せな家庭を築くことができた」
など、
問題解決に役立つ情報もあるはずです。
一度、周りを見渡してみてください。
「繊細さん」の本も、ぜひそういう気持ちで読んでみてください。
特に第3章は、
「考えの違う人たちとの付き合い方」について書かれています。
私は、
自分の考えを大切にしながら、
感情的にならず、親と接する方法を学ぶことができました。
下の記事では、
親との決裂で本当に辛かった時、
救ってくれたものを紹介しています👇🏻
まとめ
今回は、
「全員が全員、両親と分かり合っているわけではない」
ということをお伝えしました。
TVやSNSを見ると、
周りは幸せそうで、自分ばかり不幸な気がしますが、
「家族への本音」は重すぎて、なかなか言いにくいものです。
話題にされづらく、悩みも打ち明けにくい。
ですが、
あなたと同じように悩みを抱える方が、必ずいるはずです。
また、
心の優しい人だって、親子問題を抱えていることもあります。
以前の私のように、
分かり合えない自分は冷たい人間だ。なんて思う必要もありません。
大事なことは、
「必ずしも親と分かり合える人ばかりではない」と気づいて周りを見ることです。
すると、カラーバス効果で、
親子関係の情報が自然と集まってきて、
問題解決に役立つ情報も手に入れることができます。
意識しながら、周りを見てみよう。
おわりに
わたしは、
一番辛かった中高生の時期を、
ギターと作曲で乗り越えてきました。
今は、「悩みから前向きになれる情報発信」をしています。
しかし、
親子問題を話題にしている時点で、
どこか解決しきってないところがあるのかもしれません。
家族の問題は、根深くて重いものです。
しぶとく付き合っていかなければなりません。
でも、
不幸だ不幸だ。と愚痴るのは、わたしのポリシーに反します笑!
この世界には、
ギターや音楽、素晴らしいものがいっぱいあります。
美味しいごはんもいっぱいあります!!!
皆さん、
ぜひわたしと一緒に、元気な毎日を過ごしていきましょう!
自信持って生きていこう。
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