こんにちは、作曲家の逸@itsu_guitaristです。
「しあわせは嫌いな人を好きになること」、
「トラウマ克服には人を許すこと」
という言葉を聞きますが、
わたしは、
許してもいいし、許さなくてもいいと思います。
むしろわたしは、
「許さない」と決めることで、
両親への憎しみの気持ちが減っていきました。
今回は、家族嫌いだったわたしが、
過去に囚われなくなった理由をお話します。
皆さんのトラウマから解放されるきっかけになれば幸いです。
大丈夫。必ず自由に生きられるようになるよ。
昔は「家族」が大嫌いだった
わたしは中高生の時に、両親と進路選択で決裂してから、
家族というものが大嫌いでした。
「家族のハートフル映画」
「親孝行をしよう」
というキャッチコピーを見る度に、
心底虫唾が走りました。
なぜ、家族=温かいもの
という考えを押し付けてくるんだ!
といつもイライラしていました。
トラウマ克服のきっかけ
ある日、Webラジオでトラウマ克服法を学んでいる時に、
「人間関係のトラウマを克服するには、嫌いな人を許すことが第一歩」
という話を聞き、
この言葉にめちゃくちゃ拒絶反応が出ました。
はあ?許すって何。
じゃあどんな酷いことをしても人は許されるのかよ!
って、カッと頭に血が上りました。
冷静に考えると、
許すことが一番の近道のような気はしますが、
頭でわかっていても、心はそう簡単にはいきません。
そして、
許せるわけない。
あの時あんな言葉を言われたし、あんな事をされたし、
親のくせに、尊敬出来る所がひとつも無い。
それに、それに……
と許せない理由を考えているうちに気づいたんです。
「今、嫌いな人のことを考えて、めちゃくちゃ時間浪費してない?」
もったいない!!!
その言葉が、わたしの心に響きわたりました。
許せない、けど憎む時間もったいない。
もっと正しいことに時間を使わなきゃいけない。
そこでわたしは決心しました。
「許さない」と一旦決めて、
好きなこと、やるべきことに時間を使おう!
このように、自分のマインドを切り替えました。
自分の立場を決めることが大事
え、許さないでいいの?
ダークな世界に行っちゃわない?
と思った方。大丈夫ですよ。
このマインドで行動すると、
不思議とマイナスな感情が減っていくんです。
わたしも最初は、
「絶対に許さない」という憎しみの決意でした。
ですが、
「許さない」と立場を決め、
好きなことに時間を費やすうちに、
徐々に、
「許さないって考える時間がもったいない」
「もうそこまで大きい憎しみはない」
って、考え方が変わっていきました。
暗い気持ちが、少しずつ薄れていくよ。
自分の立場をはっきりさせると、過去に囚われなくなる
「許さない」と決めるのは、
気持ちに区切りをつけられる。という効果があります。
自分の立場をはっきりさせることで、
過去を思い出して「家族が悪い証拠」を探すことがなくなります。
私も以前は、
酷いことを言われた、
だからわたしは人付き合いが苦手なんだ。
あの人たちは他人を見下す人間だ、
それがわたしにも遺伝しているんじゃないか。
と、
私が被害者であることを証明してくれる、
過去のトラウマばかり思い出していました。
しかし、
「過去の詳細に関わらず許さない。でもこれからは未来のことだけ考える。」
と決めると、
好きなこと・やりたいことに全力で臨めるので、
過去より、今ここにある時間の方がよっぽど重要だ!
と気づけるようになります。
「許さない」でもいいから、ポジティブなことに時間を使おう
いちばん大事なことは、
好きなこと・やりたいことに時間を使うことです。
正直、許す・許さないはそこまで重要じゃありません。
「憎しみに時間を使うこと」こそが最大の不幸だったんです!
誰かを憎んだり、恨んだりしている時間。
その間、わたしたちは自分の人生を生きていません。
嫌いな人との時間を過ごしてしまっています。
嫌いな人と、ずっと一緒にいる感じ。
一方、好きなこと・やりたいことをやると、
ただ楽しいだけでなく、
自分に合う人たちに出会うことができます。
わたしにとっては、ギターです。
ギターを好きでいると、
同じくギターが好きな人と出会う機会が増えます。
軽音楽部で知り合ったり、
YouTubeを見てくださった方と話すことができたり、
MIXの先生とメールをやり取りできるようになったり。
自分に合う人に出会うと、
トラウマからの「弱い自分」じゃなく、
やりたいことのできる「元気な自分」に気づくことができます。
もちろん、皆さんも自分の好きなことをやることで、
同じ仲間に出会える道が開けます。
同じものが好きな人は必ずいるからね。
まとめ
今回は、家族や親のトラウマを克服する方法をご紹介しました。
まず第一に、
トラウマに対して自分の立場を決めること。
許せなくても大丈夫です。
「許さない、けど憎しみに時間は使わないぞ」
と、自分の気持ちを切り替えます。
第二に、
好きなこと・やりたいことを真っ先にやります。
好きなことをすると、自分に合う人・と出会うことができるため、
「家族じゃなくても、分かり合える人がいるんだ」と気づき、
周りの人にも自然と優しくできます。
そして、
だんだん弱い自分から元気な自分に変わり、
許せなかった過去の傷も少しずつ癒えていくはずです。
おわりに
私は、
昔は家族にまつわる全てが嫌いでしたが、
今では「家族という言葉」は、むしろ好きです。
家族のドキュメンタリー番組も、
赤ちゃんとパパの仲良し動画も笑顔で見られるようになりました。
なぜなら、
気持ちに区切りをつけて、好きなことに時間を使ううちに、
家族・家族以外に関わらず、
温かい人々の輪があること自体が、素晴らしい
と感じたからです。
同じものが好きな人と交流すると、こう思える。
もちろん、
自分の家族が好きならそれが一番だし、
仲良いに越したことはないと思います。
ですが、
家族を好きにならなきゃいけないとも、思っていません。
今あなたが嫌いだったとしても、問題ないと思います。
一番悲しいのは、
相手を憎むことに時間を使ってしまうこと。
「許さない」で別にいいんです。
そう決めることで、区切りがついて、
明るいことに目を向けられるようになる。
そんな道もあるんだと、どうか覚えていてください。
「許さない」のも、ひとつの方法。
もしここで、
好きなことが分からないという方は、
ぜひギターを始めてみてください!
ギターはあなたの自信になり、
自分らしさの一部になってくれます。
YouTubeには、
私がギター愛をアツく語っている動画もあります笑!
これを見ると、
「この世界には楽しいことがちゃんとある」
というのを感じて頂けると思います!
ギターはめちゃくちゃ奥が深いので、
嫌なこと考える時間もなくなっていきますよ。
一緒にギター沼へハマりましょう!!
コメント
はじめまして。
私自身も、過去に両親から否定的な言葉を言われ、アラフォーとなった今も自分の根っこで燻り続けています。
両親的には、否定的な言葉(「あなたが男の子なら良かったのに」「どうせ何やってもあなたには無理」「あなたの姉や妹はすごい出来るのに」等)を言うことで私が「何くそ!私だってやってやる!」という反骨精神を出して欲しかったなどと言っていましたが、幼い私はその言葉の数々に深く傷つきました。
小学生の頃から「私は何をやってもダメ」「きっとまた失敗する」と思うようになってしまい、40代となった今ですら、両親から言われた言葉たちに囚われています。
何かで失敗したり、誰かに叱られて落ち込んでしまう度、昔両親に言われた言葉の数々が、そんな自分を裏付けているように思え、「私の今の苦しみは両親が放ったあの言葉たちがいけないんだ!」と恨んでいました。
私には、今7歳になった息子がいます。
息子は何にも代え難いほど愛しい存在です。
ですが……とても人に言えないことなのですが、子供を可愛がる動画を見たり、私の母が息子を可愛がる様子を見るのが、とても辛いんです。
「私が小さかった頃は酷い事を言って傷つけたくせに、この子たちは何で無条件にこんなに大切にされるのか」
と、どうしようもなくイライラしてしまったんです。
でも、逸さんのこの記事を読み、心にあったモヤモヤが晴れました。
私もネットで調べても、どの記事にもだいたい「許すことが近道」なんて書かれていたので、逸さんと同じように許す事自体受け入れられませんでした。
でも許さなくていいと思うと、あんなに苦しくて恨んでいた思いが、不思議と軽くなるんですね。
私も限りある人生、恨んだり苦しむのではなく、自分の大切なことや好きなことに時間や気持ちを使って生きていきたいと思います。
この記事に出会えて良かったです。
ありがとうございました。
かよ様
温かいコメントを頂き、ありがとうございます!
心が軽くなったとお聞きして、本当に良かったですし、私も本当に嬉しくなりました。
小学生の頃からご両親の言葉に悩んでいらっしゃったんですね。長い間苦しい思いをされてきたことと思います。
私も小さい子供が可愛がられている光景を見られなかった時期があり、かよ様のお気持ちも分かるような気がします。
ですが今回、かよ様が元気になられて本当に良かったです。私もとても嬉しいです。
かよ様からのコメントを頂いて、さらに良い記事を作ろうと、私自身も勇気が湧いてきました。
本当にありがとうございます!
心の傷は少しずつですが、必ず小さくなって行きます!
日々楽しく穏やかにお過ごしください。
コメントを頂き、本当にありがとうございました。