「親が嫌いだ。憎いと思う時もある」
・・・でも虐待されているわけじゃないし、養ってもらっていたし、
もっと厳しい環境の人だっているのに、
こんなわたしが親を憎んでもいいだろうか。
とお悩みのあなた。
こんにちは、作曲家の逸@itsu_guitaristです。
普段、このブログを通じて、
「親子関係の悩みを前向きに解決する方法」を発信しているわたくし逸ですが、
今回、読者の皆さんにお伝えしたいのは、
あなたが憎しみを感じているなら、
親を憎いと言ってもいい
ということです。
そう思ってもいいんです。
・・・こう断言すると、
攻撃的なブログなのかな。って疑われるかもしれませんが、
この記事は、
決して親を馬鹿にしたり、貶めたりするのが目的ではなく、
一番大切なことは、
「あなた自身の感情を大切にして頂きたい。」
ということなんです。
今回の内容は、
- なぜ親を憎いと言ってもいいのか
- 感情を大切にした上で、今後どうしていくか
について、
あなたの心のモヤモヤを解決するアイデアをご紹介します。
ぜひこの記事を参考にして頂き、
あなたが気持ちよく過ごせる毎日を手に入れてくださいね。
モヤモヤから自由になろう。
まずは、あなたの感情を大切にしてほしい
このブログで繰り返しお伝えしていることですが、
そもそも、
「感情は誰とも比べる必要がない」
と思います。
冒頭で、虐待・育児放棄されてないと書きましたが、
そうやって、
誰かと比べたり、悪い親の基準を調べたりする以前に、
あなたが親御さんとの間で、
辛い・苦しい・嫌だと感じたというのは紛れもない事実です。
傷ついたのは間違いないことだね。
また、
もっと厳しい環境の人もいるからと、
その一瞬は、苦しみを我慢することもできますが、
自分の親との関係性が改善されたわけではないので、
また何かトラブルがあると、
イライラや悲しみがぶり返してくるはずです。
いつまで経ってもモヤモヤが消えないよ。
わたしは初め、
「親を憎いと言ってもいい」とお伝えしましたが、
これは、
周りに影響されて気持ちを押さえ込んでも、根本的な解決にはならない。
それだったら、嫌い・憎いという暗い感情であっても、
「傷ついている自分の気持ち」を大切にして頂きたい。
ということなんです。
なぜ親が嫌いで「悩む」のか
わたしが親を憎んでいた時の話
少しだけ個人的な話をすると、
わたしは、
進路選択で親と意見が合わなかったことから、
ことあるごとに両親と衝突するようになりました。
話を聞こうとせず、
どうやって子供を論破してやろう、間違いを指摘してやろう。
という姿勢だったのが非常に頭に来ましたし、
「応援してくれる親だったら、もっと幸せだったのに」
と親のことを恨みに思っていました。
親・家族って文字を見るのも、苦しかったよ。
もちろん、
今でも憎い憎い言っているわけではないので、安心して頂きたいですが笑!
わたしは、
大学進学してからも、
就職して自立してからも、
ずっと親子関係にコンプレックスがありました。
「親を好きでなければいけない」という強迫観念があるから苦しい
ここで一つ、
皆さんと一緒に考えてみたいのは、
なぜ親が嫌い・憎いで「悩む」のかということなんです。
なぜ、悩みになるのか。
以前のわたしは、
家族仲の良い人の話を聞いて、
「こんなに幸せそうな家族もいるのに、わたしは・・・。」
と自分と比べて辛かったんですが、
ある時、
「親が嫌い」でいいじゃん。
なぜ「嫌いで悩む」なんだろう。
と考えた時に、
「親を好きでなければいけない」という強迫観念が、
「嫌い・憎いという感情を増幅させている」のではないか
と思うようになったんです。
好きでいなきゃ!って追い詰めている。
例えば、
親の言動が身勝手だ。
親の言葉がトラウマになっている。
だから、わたしは親が好きになれないんだ。
「親を好きでいなきゃいけないのに」
こんな人間を好きになれるはずがない。親のせいだ!
と、火に油を注ぐように、
憎しみが大きくなっていくような気がします。
ですがこれって、
「誰のせいか」というより、
「親を好きでいなければいけない」という、前提の方が問題なのではないか。
と思うんです。
本当に、好きでいなきゃいけないのかな。
親を好きにならなくたっていい
「親子関係の悩みは前向きに解決できる」
と言い続けているわたしですが、
親を好きでもいいし、好きじゃなくてもいい。
と考えています。
もちろん仲がいいに越したことはないし、
家族の愛って、本当に素晴らしいことだと思います。
身近にいる人が尊敬できるなら、
一番いいよね。
ただ、
以前の記事でも触れましたが、
親子といっても、生まれた時代も環境も違うので、
価値観が違うこともあって、
価値観が真逆だったりすると、理解し合うのがなかなか難しいと感じます。
それに、
「親が嫌い」という言葉だけ見ると、
なんか物騒だな・・・って、気持ちになりますが、
別に「嫌い・憎い」だけでは、
何も問題は起こらない気がするんですよね。
意外と大丈夫だよ。
親が嫌いでも幸せは減らない
こう言うと、
「親が嫌いなんて冷たい人だと思われる」
「周りから敬遠されそう」
と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、
わたしが声を大にしてお伝えしたいのは、
親子関係だけでは、あなたの人間性は決まらない
ということです。
というのも、
人間性って、親が好きかどうかで判断しないですよね。
いちいち言って回らなければ見た目でわかることはないし、
わたしたちが優しい・信頼できると感じる人って、
「自分や周りに優しく丁寧に接してくれるから」
優しい・信頼できると感じるのではないでしょうか。
そのため、
「親が嫌い・憎い」だとしても、
信頼・好意・収入など、
あなたの幸せに関係するものが減ることはないと思うんです。
「嫌い」だけで幸せは減らないよ。
問題なのは、
親が嫌いなことを「悩んでいる」こと。
例えば、
親と分かり合えないことに自信をなくして、
人付き合いそのものに不安を感じてしまう。
親が嫌い=悪いと思うことで、
友だちが家族の話をしても素直に聞けなくなる。
こういった悲しい出来事は、
「嫌い・憎い」といった感情ではなく、
そう思っている自分はだめだ
と自分で自分を否定することが、一番の原因なのではないでしょうか。
自己否定の方が悪影響じゃないかな。
親と心の距離をとる
親が嫌い・憎いということと、人間性や幸せは別物。
そうお伝えした上で、
今後皆さんにおすすめしたいのは、
親と心の距離をとる
ということです。
よく実家から出るべき。という声を聞き、
確かにメリットは大きいと思うんですが、
わたしは一人暮らしをしていた時も、
「親を好きにならなきゃ!」というのが心のどこかにあって、
悩みから解放された気がしませんでした。
普段はストレスフリーだけど、
会う度に憎しみを思い出す感じ💦
その後、
ブログを書けるほど回復できたのは、
親を好きになろうとしなくていいから、
自分のためになることしよう
と決めたことがきっかけでした。
この「好きになろうとしなくていい」というのが大きくて、
親について悩んでいた頭のスペースが空いて、
自分がやりたいことを考える余裕が生まれるんです。
こう決めてからは、
コミュニケーションや仕事の進め方の本をよく読んでいました。
中でも『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』がイチオシで、
物事に優先順位をつけられるようになり、
あまり親のことで心が振り回されなくなりました。
本当に心が軽くなった!
中学の教科書にして欲しかったくらい💦
自己啓発本って、
どうしても過去を思い出す内容が含まれているので苦手だったんですが、
「必ずしも、親を好きになる必要はないよね」と思えたことで、
内容が素直に頭に入ってくるようになりました。
もちろん本ではなく、
ファッション・美容・美味しいもの・・・何だっていいんですが、
周りの言葉に縛られず、
思い切りやって頂きたいと思います。
わたしたちは、いつだって自由なはずだよ。
まとめ
今回は、
親を嫌い・憎いと感じる方へ向けたアイデアをご紹介しました。
何よりも重要なことは、
あなたの感情を最優先にして頂きたい
ということ。
周りに影響されて気持ちを押さえ込むのではなく、
傷ついているご自分の気持ちを大切にしてください。
また、
「親を好きにならなきゃいけない」という気持ちが、
わたしたちを追い詰めることがありますが、
親のことは好きでも、好きじゃなくてもいいです。
親子関係だけで、
人間性は判断されませんし、
幸せが減ることもありません。
一番問題のは、
親が嫌い・憎いことではなく、
親が嫌いな自分はだめだと「自己否定」すること
です。
自己否定をすると、
自分だけではなく、周りの大切な人まで傷つけてしまう危険性があります。
そのため、
親を好きになろうとしなくていいから、
自分のためになることをしよう
という気持ちで日々過ごして頂きたいと思います。
今まで親御さんのことでいっぱいいっぱいだったかもしれませんが、
こうすることで、自分自身のことを考える余裕が生まれるはずです。
本当に大切なことが分かるようになるよ。
・・・こうまとめると、
親が嫌いなまま終わるのか。と不安になるかもしれませんが、
今のわたしは、家族というものは好きです。
家族の絆や愛情も、
今では、いいものだと思えるよ。
正直、自分の親を「好き」とまでは言えませんが、
親の問題から一歩外へ出て、自分に集中したことで、
自分の親とは分かり合えない部分もあるけど、
「家族」というものは好きでいよう。
と思えるようになりました。
悩みを客観的に捉えられるようになったことで、
今も、日を追うごとに、前向きになっていくのが分かります。
ぜひ読者の皆さんには、
ネットの過激な書き込みや、常識に縛られることなく、
ご自分の感情を大切にして頂きたいと願っています。
感情だって、
あなたの身体と同じくらい大切なものだよ。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
当ブログでは、
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ご興味があれば、他の記事もご覧になってくださいね。
一緒に、自由な未来を考えよう!
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