「親に言われた言葉が忘れられない」
「ことあるごとに思い出すのをやめたい」
とお悩みのあなた。
こんにちは、作曲家の逸@itsu_guitaristです。
誰の言葉より、
親御さんからの言葉は重く感じますよね。
気にしなきゃいい。勇気を持て。と言われても、
「そんな簡単にできたら苦労しないよ」
と感じるのではないでしょうか。
心が弱ってしまうよね。
わたしは両親と進路で大揉めしたことがあり、
昔を思い出したり&周りと比べたり、
落ち込む日々をくり返していました。
ですが、
「傷ついた言葉から距離を取る方法」を見つけたことで、
モヤモヤから脱出し、
すぐに心をフラットにすることができるようになりました。
今回は、
「親の言葉」から自由になり、
「あなたがいちばん大切なもの」に集中するためのアイデア
をご紹介します。
ぜひ、この記事を参考にして頂き、
心穏やかな毎日をお過ごしくださいね。
わたしたちは、必ず前向きに生きていけるよ!
「親に」言われると傷つく
やはり一番引っかかるのは、
「親に」言われた言葉
ということではないでしょうか。
学校・職場の人間関係なら、
グチ言って笑い飛ばしたり、割り切って考えられるけれど、
親子関係になると、
逃げ場がなくなった気がする。
他人に言われたら「ダメージ50」でも、
親の言葉だと「ダメージ10万50」くらいに感じるような気がします。
閣下かい!
わたし自身、
「あなたたちがわたしを産んだんでしょ。
あなたたちが否定したらおしまいでしょ」
と長年思っていました。
進路選択がきっかけだったので、
「あんたには無理。」
「そんな力ないでしょう」と能力を否定されたり、
「そんなことさせるために産んだんじゃない」
と愛情を否定されたのが辛かったですが・・・
他にも、性格・容姿を否定されるなど、
傷ついた内容は、さまざまかと思います。
信じてもらえない。
口を開かせてもらえない。
っていうのも辛いよね。
ただ、どんな言葉だとしても、
親の言葉だけで、
あなたの価値は決まらないし、
人生の幸せが少なくなることもありません。
わたしたちは、
必ず自分の自信を取り戻すことができます。
これは間違いなく断言できます。
いちばん伝えたいこと
今回、声を大大大にしてお伝えしたいのは、
親の言葉も「ある1人〜4人の意見」に過ぎない
ということです。
もっといたらごめん・・・でも!
ようは「数人の意見」だよね。
確かに、
「いやいやいや・・・!そんな他人みたいに扱えないよ」という方や、
「そう割り切れないから困ってるんだけど?」
という方もいらっしゃると思います。
ですがこれは、
「他人行儀になる」ことではなく、
親の言葉を「客観的にとらえる」ということです。
わたしたちは、
自分の悩みは悪い方へ考えてしまいがちですが、
友達・仲間が悩んでいたら、
どんな難しい状況でも、希望の言葉をかけられるのではないでしょうか。
なんとしてでも励ますよね!
悩みを「客観的にとらえること」は、
解決への大きな第一歩になります。
” 親の言葉も、数ある意見のひとつだ ” と、
客観的に受け止め、距離をとることで、
毎日が生きやすくなっていきます。
5つのアイデア
では実際問題、
「どうすれば、親の言葉を客観的にとらえられるのか」
皆さんにご提案したいのは、
以下の5つのアイデアです。
ちょっと長い文章もあるので、笑
最初の数行だけ読んでも、
ポイントが分かるようになっていますし、
青文字をタップして↑
気になる章から読んで頂くのもオッケーです!
それぞれご説明するね。
①自分と親の「考え方」が違うのは当然
まずお伝えしたいのが、
そもそも自分と親の考え方が合わないのは、何もおかしいことではない
ということです。
身近な存在とはいえ、
自分より20〜50歳ほど離れていて、「育った環境や時代が違う人」です。
「仕事・働き方」を例にしますが、
例えば、「転職しよう」という考えを否定された。
“あなたにはできない”
“今の会社でやっていけないなら、どこへ行っても同じよ”
こう言われることがあるかもしれません。
ただこれは、
子供であるわたしたちどうこうではなく、
転職という「新しい考え方」が、
親御さんには理解できないのではないでしょうか。
「仕事=給料」って考えで生きてきたのに、
フリーランス・起業とか、頭がついていかないかもね。
以前の記事でも取り上げたのですが、
40年50年生きてきて、
自分の価値観を「さあ今日から変えましょう!」というのは、
なかなか難しいことです。
理解には、
同じだけの時間が必要かも。
つまり、
子どもにダメ出ししたいわけではなく、
(もちろん愛情が少ないわけでもなく)
「新しい考え方・価値観」を認めることが、
親にとって非常に難しいから、
子どもの行動を否定する。説明が理解できない。
という場合もあり、
「親子で考えが合わない」ことは、
十分ありえるし、おかしいことではない。
これは、親子の悩みと向き合う上で、
前提として、覚えておいて頂きたいことです。
②とらえ方は「人によって」さまざま
価値観に関連して。
親と自分が違う場合もありますが、
親と「この世界にいる人々」の価値観も違います。
「自分の価値がわからなくなった」
と悩む方はこの章を読んでね。
例えば、「トロい・のろい」という言葉。
確かに言葉遣いが悪い——めっちゃ悪いんですが、、、
考えたいのは、
これは「親の基準」で言っているだけ。ということ。
一度、「レジの接客」をイメージしてもらいたいのですが、
とにかく早くやってほしい。と、
「素早さ・効率的」を求める人もいますが、
熱いもの・冷たいもの分けてほしい。
にこやかに接客してほしい。という、
「丁寧さ」を求める人もいます。
同じ対応をしても、
「何を大切にするか」の違いで、
満足する人と不満に思う人がいるはずです。
同じように、
たとえ親に性格や考え方を否定されようとも、
それは「親の感じ方」であって、全ての人がそう思うわけではありません。
「長所と短所は紙一重」というように、
どんなことも、
ある場面では批判され、
ある場面では重宝されるものだと思います。
違う価値観の人から見たら、
むしろ長所ってこともある。
ただ、この場で全てを解説できないので、
詳しく知りたい方は、
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を参考にしてみてください。
いろんな場面を考えることができ、
「これも長所として使えるんだ!」と新たな発見ができます。
自己啓発本は苦手だったんですが、
転職&フリーランスになる勇気をもらったのもこの本だし、
今も、ライフスタイルが変わるたびに読み返しています。
教科書に指定して欲しいくらい名著。
③「大げさ」に言うことがある
“欠点ばかり指摘される”
こんな時に考えて頂きたいのが、
わたしたち人間は、
「自分の主張を強める」ために、「大げさに」言うことがある
ということです。
本当は「そこまで問題視する欠点ではない」のに、
話を「親の思う通りに進めるため」に、
大げさに指摘しているのではないか。
そう感じる時があります。
あえて大げさに言ってる気がする。
「思う通りに」って・・・
子供を支配するってこと?ひどいっ!
と思われるかもしれませんが、
いえいえ💦
そんなに心配する必要はなく、
誰だってやることがあります。
例えば、恋人とけんかした時、
“あなただって〇〇なところあるし”
“この前も△△だったでしょ”と、
「自分の主張を強める」ために、
あれやこれや、「相手の不利なこと」を集めて言う。
・・・というのは、
わたし含め、多くの人がやりがちなことかと思います。
もちろん褒められたことじゃないですが、
親に失望することではないです。
誰だってそういう言い方をする可能性があるよ。
重要なのは、
わたしたちの能力・性格・容姿などが、
実際は「そんなに問題ではない」のに、
親が主張を強めるために、
「大げさ」に指摘している可能性がある
ということです。
④「親が経験したこと」しか知らない
こんなことを言うと、
なんて気が小さいやつだ。と思われるかもしれませんが、汗
わたしは、
「親の方が経験も多いから、
自分が間違っているんだろうか。考えが甘いのか」
とずっと苦しかったです。
ですが、
あれから20余年経ち、冷静に言えるのは、
親が言うことが、必ずしも正しいとは限らない。
ということです。
「自分の考えに自信が持てない」
という方は、続きを読んでね。
わたしの場合、
「資格のない仕事はクビにされやすいから、資格を取れ」
とさんざん言われていたんですが・・・
実際、そんなことはありませんね。
(日本の法律は簡単に社員を解雇できません)
「無言の圧力で、会社に居づらくなる」とかは、
資格あってもなくても一緒だね。
ただ、うちの親を責めないで頂きたいのは、
公務員で、一般企業で働いた経験はないんです。
おそらく、知り合いの話やニュースを参考にしたのだと思います。
親は、
わたしたちより長く生きてはいますが、
「経験のない物事」に関しては、
うわさの範囲内・想像の範囲内でしか話せません。
どんな優れた人も、
100%正しいことは言えないね。
確かに、
親が危ないって言ったら、危ない気がするし、
むずかしいって言われたら、むずかしい気になりますが・・・
わたしの話のように、
親の考えが「事実と違う」場合もあります。
そのため、
「親が経験していないこと」については、
親の言葉だけを鵜呑みにせず、
実際にやっている人orやったことがある人を探して、
「その人が話す」メリット・デメリットも参考にして頂きたいです。
直接会わなくても、
Youtube・ブログ・SNSで意見は聴けるからね。
⑤「他家族」の話を真に受けすぎない
4つ目。最後にお伝えしておきたいのは、
「親が好き」という情報の方が、目にしやすいものである
ということです。
「周りの家族と比べてしまう」という方は、
このまま読んでね!
以前こちらの記事で、
「親子の悩みは話題にしづらい」とお伝えしたように、
「親が好き・尊敬・感謝の気持ち」は、
TVでも映画でもテーマにしやすいし、
プレゼントなど物も売れるので、
ポジティブなイメージのCM・広告が多いけど、
「親子関係に悩んでいる」というのは重すぎて、
メディアも軽々しく扱えないし、
友達間でもなかなか言えないものではないでしょうか。
もちろん!もちろん!
実際に数えたら、
「親が好きな方」が圧倒的に多いと思いますし、
それが理想だし、生きる希望です!
むしろそうじゃないと困る💦
ですが、ここで重要なのは、
「聞こえてくる情報だけ」を信じて他人と比較すると、
“わたしばっかり苦しい”と、
必要以上に落ち込んでしまう。
親子関係が良い方が理想だけど、
「親が好き」という情報が入ってきやすい状態にある。
というのは、心に留めておいて頂きたいです。
小まとめ
以上、5つのアイデアからお伝えしたいのは、
親といえど、
何十歳も離れていて、過ごした環境も時代も違う。
親の言うことが全てではないし、
他人との比較もあまりあてにならない。
ということ。
こう考えると、
「親に言われた」ことを、そこまで思い詰めなくていい
と思えてきませんか。
わたし自身、
今もすれ違いますし、合わない話題があります。
胸ぐらグギギギ・・・したいときもあります。
「なんで分からんのや!」グギギギ・・・ってね。笑
ですがその時に、
「これは理解が難しいことなんだ」と繰り返しつぶやいて、
親の言葉から距離をおくようにしています。
分かり合えるところだけ、分かり合う
わたしは、
「分かり合えるところだけ、分かり合う」
こういう愛のかたちもあると考えています。
日常の雑談や買い物など、
おだやかにできることもある。
生き方・ものの良し悪しなどは、
すぐには理解し合えないよね。と思っておいて、
まずは「親以外で」価値観の合う人を探す。
これも、十分思いやりのある関係ではないでしょうか。
親子で違っていい。
ときに分かり合えたら、とても幸せ。
確かに、
「なんか距離が遠くない?」と感じる方もいらっしゃるもしれません。
以前のわたしも、
「親子なんだから、分かり合わなければいけない!」
とゼーハーしてたんですが、
ある時、
「ゲシュタルトの祈り」という言葉に出会いました。
私は私のために生きる。
あなたはあなたのために生きる。
私は なにもあなたの期待に沿うために生きているわけじゃない。
そしてあなたも 私の期待に沿うためにいるわけじゃない。
私は私。あなたはあなた。
でも偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
たとえ出会えなくても、それもまた素晴らしいことだ。
中島輝『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書』より引用。一部改変。
これは、ドイツの精神科医フレデリック・パールズらが提唱した、
「ゲシュタルト療法」という心理療法で使われる言葉です。
この言葉に出会い、
そうだよね、自由でいいよね。
見返りを期待する関係って変だよね。
と安心でき、
「合わない」ことではなく、
「ときどき分かり合える “貴重さ” 」に目を向けよう
と思うようになりました。
みんなちがって、みんないい。だよね。
難しいことではあるけれど、
親がどういう人間であれ、
「わたしは」努力しよう。違いを認められるようになろう。と考えています。
▼「ゲシュタルトの祈り」に出会ったのは、こちらの本がきっかけ。
著者の中島先生は、
5歳で里親の夜逃げを経験し、
30年間パニック障害・過呼吸発作などに苦しみながら、
それを乗り越え、
今では、回復率95%・半年以上予約待ちの「奇跡の心理カウンセラー」として、
多大な信頼を集めています。
終始前向きな文章で、
「どんな苦しみも必ず乗り越えられる」という希望がわいてくる本です。
自己否定が減り、
心の「抵抗力」をつけることができたよ。
わたしたちが前向きになれる理由
いや、逸・・・
あなたは雑草のような精神力だからいいけど、
僕orわたしは気分が晴れないよ。という方へ、
わたしたちは皆、「絶対に前向きに生きていける」
という話をします。
希望の爆弾、投げつけます笑
実はこのブログは、
「親の言葉 トラウマ克服」
と検索して来てくださる方が多いんです。
何か苦しいことがあったとき、
「前向きでいよう」とする方が、
体力がいるし、圧倒的に難しいです。
親子の悩みも、
「最悪〜」「詰んだ詰んだ〜」と言うのはすぐできますが💦
「解決しよう・前向きでいよう」とすると、
時間もかかるし、失望するリスクもあります。
パワーが要ることだと思う。
しかし、皆さんはそれを諦めず、
いろいろ調べて解決策を探している。
この時点で、
もう今すでに「前に進んでいる」と思うんです。
「親 仕返し」とかで、
このブログに来る方いないですからね笑!
解決、克服、脱出など。
言い方はさまざまですが、
今をなんとかしようとしている時点で、
これからの未来に、間違いなく希望があります。
わたし自身、
立派な人間でもなければ、
何かを成し遂げてもいないし、
いつも、
「どうしたら太らずにお菓子が食べれるだろう」
とか思ってる、俗な人間です笑
い、いや、美と健康は永遠のテーマだから・・・。
ですが、
わたしはこれからも、
親子関係をもっと明るくとらえていきたいですし、
ブログを通じてその姿をお見せすることで、
「こういう考え方もありだな」という希望を、
皆さんにお届けできると考えています。
またモヤモヤすることがあれば、
このブログにお越しください。
一緒に少しずつ変えていきましょう!
「こんな記事が読みたい」というご意見もお待ちしてるよ!
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