可愛い妹から、
「親が嫌いだ」と言われてしまう。
これほど衝撃的なことがあるでしょうか。
普段、このブログでは、
「親子の悩みがあっても、前向きに生きていける」をモットーに、
親子関係に悩んでいる方へ情報発信をしていますが、
今回は、
「身近な人から、親子の悩みを聞いた方」
に向けた内容です。
妹にも「親が嫌い」と言われてしまう
わたしと妹の話
わたくし逸は、
進路選択で親と盛大に揉めてから、
親子関係に悩むようになったことがきっかけで、
現在このブログを通じて、
「悩みから前向きになるアイデア」を発信しています。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
はじめまして!作曲家の逸@itsu_guitaristです。
そんなわたしには、5歳の離れた妹たち(双子)がいます。
![](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2023/07/りみちゃん-in-ネイキッド.jpg)
5歳というと、
わたしが小学6年生の時、ピッカピカの1年生だったので、
成人してからも、社会人になってからも、
ただただ、可愛い存在です。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
←間違いなくシスコン
彼女たちは、
わたしのように進路で大喧嘩することもなかったので、
良かった。
妹たちは家族にダークなイメージを持たず、まっすぐ生きてくれそうだ。
と、ずっと安心していました。
わたしは、
彼女たちが中学生の時も、高校生の時も、
「妹たちは幸せだ」
そう信じて、疑うことはありませんでした。
妹の告白
![](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/07/fall-g2abcb210a_1280-1.jpg)
あれは、わたしが社会人4年目の秋。
仕事にも慣れ、ある程度のお金も自由になって、調子に乗り出した頃です。
妹は専門学校の学生だったので、
「おねーちゃんの車でどこか行こうよ」と、
一日楽しく遊んできた帰り道でした。
さっきまでケラケラ笑っていた妹が、
急に静かな口調になって話し始めたんです。
うちの親って、何でこんな人間なんだろう。
友達の話を聞くと、
「お母さんとよく買い物に行く」とか仲良さそうなのに、
わたしはそんなこと1度たりとも思ったことない。
親と、同じ空間に居たくないと思う。
という気持ちを聞かされました。
わたし、この時本っっっ当に!ショックで・・・
「親が嫌い」だとしても、
口うるさいから嫌い。頭カタいから嫌い。
それくらいだと思っていたのに、
「同じ空間に居たくない」ってどういうこと?
傷が深いんじゃないの?!
と頭がパニックになりました。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
え゛!って、声裏返ったもの。
この体験から伝えたいこと
![](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2023/02/lightbulb-ge47769350_1280-1.jpg)
まず前提として、
今回の記事で、
「妹を救えなかった後悔」をツラツラ書きたいわけでもないし、
「妹も親嫌いなんですよー、ホントうちの親ってどうしようもないですよね」
と親を辱めたいわけでもありません。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
不幸だ不幸だ言うのは、
ポリシーに反します笑!
今回、この体験を共有させて頂いたのは、
わたしたちが、
身近な人から「家族の悩み」を聞いた時、
- 相手の話をどう受け止めるか
- 自分はどんな対応をすべきか
考えておいた方がいいなと感じたからです。
相手の話をどう受け止めるか
![](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2023/07/名称未設定のデザイン.jpg)
親・家族への暗い感情。
普段から「親子の悩み」をテーマにブログを書いているわたしでさえ、
妹の話にショックを受けたんですから、
読者の皆さんは、
非常に大きな衝撃を受けたのではないでしょうか。
驚き、悲しみ、疑い・・・。
いろいろな不安があると思いますので、
まずは、皆さんに安心して頂けるようなお話をします。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
まずはあなたの心をケアしていこう。
必ず「辛かった体験」がある
![](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/06/worried-girl-g7ac26ce22_1280-1.jpg)
まず、これだけは覚えておいて頂きたいのですが、
「親が嫌い」という感情には、必ず「理由」がある
ということです。
確かに、
「親・家族は、温かいもの」
というのが、多くの人が持っている考え方だと思いますので、
嫌いってどーゆーことー?!
どういう人なん?!
と、戸惑うお気持ちもわかるような気がします。
ですが、
必ず何らかのエピソードがあるはずです。
わたしも最初は、
「親が嫌いなんて、言って欲しくない!」
って、妹の言葉を受け入れられなかったんですが、
彼女の話を聞き、
「妹にも辛かった経験がある」
と分かったことで、だいぶ心の整理がついたんです。
わたしの体験と妹の体験
わたしが親と上手くいかなくなったのは、
専門学校へ行きたいわたしと、
大学へ行って欲しい親とで意見が合わず、
「そんなことさせる為に育てたんじゃない」
という親の言葉に失望したことがきっかけだったんですが、
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
(子供は道具かよ。って感じた)
妹の場合は、
「お風呂に入らせてもらえなかったこと」だと話していました。
今は毎晩入っていますが💦
20年ほど前は、
祖母が家の実権を握っていて、
「頭は頻繁に濡らすものじゃない」という、
昔の人の考えで制限されていた時代がありました。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
祖母に意見できる人がいなかったんだよね。
ただ・・・
ちょっと詳細を書くのは控えさせて頂きますが、
これが原因で、
妹たちは酷い目にあったことがあり、
児童虐待といえば、
暴力やネグレクトかもしれない。
ただ、
「当たり前のことをさせてくれない」というのも虐待だ。
と話していました。
![](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2023/07/girl-gdd773e93b_1280-2.jpg)
わたしは、妹の話を聞くまで、
いや、あなた進路で揉めてないやん。
なんで親嫌いなんて言うの?!
って思っていたんですが、
妹も、わたしと同じように、
親に「人として尊重されなかった経験」がある
と分かり、
そりゃ辛かったよな。
彼女なりの理由があるんだな。
と、気持ちが落ち着いてきました。
「理由」を聞くことで「怖さ」がなくなる
![](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/06/consulting-g15c5b2286_1280_2.jpg)
わたしは、皆さんの心を落ち着かせるためにも、
相手の方に、
親が嫌いな「理由」を聞いて頂きたい
と思うんです。
きっかけは何だったのか。
どんな体験をしたのか。など。
確かに、
理由を聞いたって、共感できないかもしれません。
納得のいくエピソードじゃないかもしれません。
でも、
「嫌い」という言葉の、
「なんだかよく分からない怖さ」は無くなります。
どんな話も、
「内容が分からない」から怖いんです。
耳なし芳一(怪談話)だって、
![](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2023/07/3563100_m-2.jpg)
「じゃあこれから、
怨霊に取り憑かれた男性が、
全身にお経を書いてもらうんだけど、
耳だけ書き忘れたせいで、
霊に耳を取られてしまう話するね。
むかしむかーし・・・。」
って話し出しても、全然怖くないですよね。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
まったくもってドキドキしない。
悲しい話だとしても、
相手の経験・感じたことが分かると、
落ち着いて捉えられるようになります。
自分はどんな対応をすべきか
![](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/08/question-g81088c7a9_1280-2.jpg)
次に、
わたしたちはどのように相手と接したら良いか。ということですが、
相手の話を「受け止める」こと
これだけで充分です。
この時、
同意する必要はないし、
相手を変えようとしなくていいし、
そして、解決しようとしなくていいです。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
特別何かしなくていいよ。
相手の悩みを聞くと、
「助けてあげたい
「してあげられることはないのかな」
と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、
(そのお気持ちは温かく、素晴らしいものなのですが)
どんな悩みも、
その本人が解決したいと思わなきゃ、解決しない
のではないかと感じます。
言われた方は、
急に「親が嫌い」なんて、びっくりしてしまいますが、
本人にとっては、
もう何年も何十年も思ってきたことだから、
「気持ちを変えたい」なんて思っていないかもしれません。
わたしもはじめは、
「妹まで親嫌いって言ってたらダメでしょ!なんとか助けなくては!」
って思ったんですが、
よく考えてみると、
妹は、これがトラウマで友達ができないとか、人間関係が怖いとか、
生活に支障が出ているわけではありません。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
っていうか、
友達はわたしより多いような・・・?
それに、とっても重要なのに忘れがちなのが、
妹に「助けて」と言われたわけじゃない
ということでした。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
ここ、めっちゃ重要です。
読者の皆さんも、
「求められてないのに助ける」って、
あまり良いイメージがないような気がしませんか?
そう、先輩・後輩関係とか!
![](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2023/07/3190486_s-2.jpg)
部活でも会社でも、
後輩が悩んでいるみたいだったから、
「ここをもっとこうしてみたら?」とアドバイスした。
自分は良いことしたと思っていたけど、
後輩には「口うるさい先輩」って思われていた・・・。
みたいな。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
あるあるな話だよね。
嫌い。って言葉だけ見るとなんか悲しいし、
わたしは反射的に、
「妹の意見を変えなきゃ!」って思ってしまったんですが、
先輩・後輩関係のように、
わたしが良かれと思ってしたことが、妹のためにならないのではないか。
と感じ、
妹が「親が嫌い」というのにも、彼女なりの「理由」がある。
「助けてほしい」って言われたらアドバイスしよう。
という考えに落ち着きました。
まとめ
今回は、
身近な人から親子の悩みを聞いて、ショックを受けてしまった時に、
「自分のメンタルを保つアイデア」をご紹介しました。
まずは、
「親が嫌い」という感情には、必ず「理由」がある
ことを思い出すこと。
「嫌い」といわれると、
悲しい・不安だと感じるかもしれませんが、
理由を聞くことで、
漠然とした怖さが無くなります。
また、
「自分は何をしたらいいか」と考えた時は、
相手の話を「受け止める」こと
これだけで十分です。
求められていないのに助けることは、
相手のためにならない場合もあります。
「否定せずに聞く」これだけで、
わたしたちは、心からの愛を感じられるはずです。
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
少しずつ聞いていこう。
いかがでしたか。
あなたの心のモヤモヤは晴れましたでしょうか。
わたくし逸は、
「人間関係・敏感肌・ギター」をテーマに、
ブログを通じて、
前向きになれる情報発信をしています。
気になるものがあれば、他記事もご覧になってくださいね。
▼人間関係おすすめ
▼敏感肌おすすめ
▼ギターおすすめ
![逸](https://itsu-guitar.com/wp-content/uploads/2022/03/こらあちゃん-3-2-300x300.png)
最後まで読んでくれてありがとう!
コメント