Yahoo!知恵袋で、
「親の言葉がトラウマになっている」
「親と分かり合えない」と相談している人に対して、
「いい加減、親のせいにするな」
「甘えるな」
って回答する人を、
本当によく見かけるんですが、
え、第一声がそれ?
ちょっとキツすぎない?
って思うんですよね。
こんにちは、作曲家の逸@itsu_guitaristです。
知恵袋は非常に便利なサイトで、
中には専門家かな?っていうほど丁寧な回答者さんもいて、
わたしもギターやコスメなど、
その他のカテゴリでは、よくお世話になっているんですが、
こと「親子関係」のカテゴリへ行くと、
本っっっ当に、治安が悪い!
乱気流があちこちで巻き起こってる💦
わたしは自分から質問したことはないんですが、
「悩んでいる人に、なんでそんな追い討ちかけるの?」
って回答が目について、
自分が言われたわけじゃないのに、
読んでいると涙が出てきます・・・。
このままにしておけない。
そこで今回は、
知恵袋での心無い回答にモヤモヤしている方へ向けて、
- 自分の心をケアする方法
- 周りの意見への対処法
について、「前向きになれるアイデア」をご紹介します!
ぜひこの記事を参考にして頂き、
あなたらしい毎日を過ごしてくださいね。
苦しいことは苦しいと言っていい
まず第一にお伝えしたいのは、
常識とか一般論とか関係なく、
自分が苦しいと感じたことは苦しいと言っていい
ということです。
そもそも、
親を「許せない・憎い」と思うのは、
何もおかしいことではないと思います。
「親から言われた言葉が忘れられない」
「親と分かり合えない」
「毎日毎日、自分のことを否定される」
など、過去に辛い経験をしたら、
たとえ家族であっても、暗い感情を持って当然だと思います。
おかしいことじゃないよ。
確かに、
「自分の一番身近な存在を嫌ってはいけないんじゃないか」
と不安に感じるかもしれませんが、
現に、悲しい経験をして、
誰かに相談したいほど悩んでいるのは事実。
ただでさえ弱っている心に、鞭打つ必要ないですよ。
まずは、
傷ついているあなた自身をケアして頂くことが、何より大事。
最優先事項です。
自分をケアしてから、次のこと考えよう。
「親のせいにするな」という回答者について
ここからが本題です。
親・家族で悩んでいる人に、
「親のせいにするな・甘えるな」
と回答する人に対して、
わたしが、強く強く思うのは、
それって、
一番最初に言う言葉じゃないよね?!
ということです。
目の前に傷ついている人がいるのに、
なぜ攻撃するのか・・・。
オーバーな例えにはなりますが、
親子の悩みがある人に対して、
「親のせいにするな」って言うのって、
戦争で大怪我した人に対して、
「命があるだけマシ」って言うのと同じ
だと思います。
血も涙もない・・・。
そうじゃないですよね。
例えば、戦争に行って片腕を失った兵士がいた。
その人に、まず言うのは、
「よくぞ無事に帰ってきてくれた」
じゃないでしょうか。
そして、
「大変だったね。苦しいことたくさんあったよね。」
「そんなことがあったのか。そうやって感じたんだね・・・」
って相手の苦しみを認めてから、
でもさ、○○君も、△△さんも亡くなってしまったね。
辛いことあったけどさ、生きてさえいればこれから変えていけるよね。
そう思うと、まだ命があるだけマシなのかもしれんな。
って言うのではないでしょうか。
傷ついた人を見たら、
こうするはずだと思う。
・・・ただ、よく考えると、
前者も後者も、言っている内容は一緒です。
それを「一番最初に言うか・最後に言うか」で、
伝わり方が全然違ってきます。
わたしはこの「言葉の順番」こそが、
本当に、
まさしく、
この上なく、
宇宙的に重要だと思っていて、
「親のせいにするな・甘えるな」っていう回答者は、
もう、徹底的に「言葉の順番」が間違っています。
そして、なぜ言葉の順番が間違うかというと、
「相手の気持ちを考えていないから」
この一言に尽きます。
相手を想っていたら、
「苦しかったね、辛かったね」
という言葉が先に出るはずです。
一番に「命があるだけマシ」or「親のせいにするな」と言う人は、
ただ単に、
自分が言いたいこと言ってスッキリしたい人だと思います。
ネットなんてそんなものと言いながら、
意外と忘れがちじゃないかな。
このようなことから、わたしは、
どれだけ正しそうなことを言っていても、
傷ついた人にいきなり、
「命があるだけマシ」って言うような人の言葉は、
そんな心のない人の言葉は、
「まったく当てにならない」
と考えています。
ネガティブな感情も大切にしていい
とはいえ、
いざ「親のせいにするな」と言われると、
心がぐらぐら落ち着かない気持ちになると思います。
この理由の一つに、
親・家族に、ネガティブな感情を持つことが後ろめたいから
というのがあるんじゃないでしょうか。
なんか引け目を感じる・・・。
わたしは、進路選択で親と大揉めした、
中高生の時がいちばん苦しかったんですが、
「親と分かり合えない自分は、
正常な人間になれないんじゃないか」
と、怖くて怖くて仕方がありませんでした。
ですがそんな時、
「いい感じ」と同じくらい「嫌な感じ」も大切にしていい。
という言葉に心を救われたんです。
これは、
「繊細さん」の幸せリストという本の一節なのですが、
本の中で、
ポジティブな感情だけ使い、ネガティブな感情を無視することは、
自分への「条件つきの愛」になってしまう。
「自分の感じたことは、自分にとって本当のことである」
という感覚への信頼は、
いわゆる「自己肯定感の一部」です。
「繊細さん」の幸せリスト第1章2節より。一部改変。
という言葉に出会い、心が震えました。
常識とか一般論とか関係なく、
親のことで辛かったのは、わたしにとって本当のこと。
辛いって言っていいんだ。
と、心臓を縛っていた縄が解けるような、
やっと全身に血が通い出したような気がしました。
それからわたしは、
「親のことで辛かったなら、辛かったで良いから、
これからは好きなことに時間を使おう」
と決めて、
今では、あまり過去の記憶を思い返さなくなりました。
辛い記憶を反芻することがなくなったよ。
※当時の話はこちらの記事でお伝えしています。
魔法の言葉
では最後に、
実際に誰かの意見にモヤモヤした時に使える、
魔法の言葉・・・マジックワードをご紹介します。(なぜ言いかえた)
これから、反対意見にモヤっとすることがあったら、
「この意見は、今のわたしには必要ないね」
と言って、その言葉から距離をとってください。
必要ない、って冷たいと感じたら、
「わたしには当てはまらないね」と言ってもOK。
これは、
一つ一つの意見に、場当たり的に対応するのではなく、
「反対意見にはこう返す」と決めておくことで、
判断力や精神力など、エネルギーを消耗するのを防げる。
という効果があります。
あなたの心を守ろう。
また、
知恵袋で質問者に反論する人って、
- 「目上の人には逆らってはいけない」という人
- 「親が嫌いな人=努力をしない人」と思い込んでいる人
- 「家族嫌いなんて寂しいこと言わないでよー」という人
などいろんな考えの人がいて、
中には、一理あると感じる回答もあるかもしれませんが、
まずは一旦、「全て」横に置いておきましょう。
思い切って!
というのも、
この世の全ての物ごとが「一理あります」し、
前章でお伝えしたように、
あなたが元気になるために、
まずは「自分の感情」を一番優先して頂きたいからです。
とりわけ、
「寂しいこと言わないでよー」っていうのは、
厳しい言葉じゃないので不安になりがちですが、
そもそも、「家族で悩んでいる=寂しいこと」ではありません。
以前こちらのブログで詳しくお話していますが、
血が繋がっていても、意見が違うことは十分あり得ますし、
生き方・価値観など、大きな事柄で意見が違うと、
大きな悩みになってもおかしくはありません。
寂しいことでも、
恥ずかしいことでもないよ。
本当に、いちばん寂しいのは、
家族のことで苦しい思いをしたけど、
そんなこと言ってはいけない。
家族を悪く言うわたしは、ダメな人間だ。
と「自分を否定する」ことです。
自己否定の方が、よっぽど悪影響だよ。
この世界にはいろんな考えの人がいて、
いろんな意見があって良いと思いますが、
何よりも、あなたの気持ちが優先!
原因の分析・対策なんて、
後から考えれば良いことです。
まずは、
自分とは違う意見から、一歩距離を置いて、
「ネガティブな感情も大切にしていい」と、
ご自分に許してあげることから始めましょう!
あなたらしく生きよう。
まとめ
Yahoo!知恵袋に限らず、
これから皆さんが、
心ない言葉を言われた&目にした時は、
まず一度、
「あなたのことを考えた言葉」か、
「相手がスッキリしたいだけの言葉」か、どちらなのか。
を考えてみてください。
1クッションはさむことで、
誰かの言葉に一喜一憂せず、心の安定を保つことができます。
そして、
厳しい言葉や、優しいけど論点がズレている言葉からは、
「この意見は、今のわたしには必要ないね」
と言って、まずは距離を置きます。
心が元気になる前に、
自分とは違う考え方に振り回される必要はありません。
親・家族に「苦しい・辛い」という感情があると、
不安になるかもしれませんが、
「自分の感情を認める」ことは、「自分自身を肯定する」ことにつながります。
一番悪いのは、
自分の感情を否定して、
「親が嫌いな自分も嫌い」という負のループに入ってしまうこと。
そう考えると、
「親のせいにするな・甘えるな」は、
この負のループ一直線です。
ぜひ読者の皆さんには、
こういった厳しい言葉よりも、
「自分の感じたこと」を一番大切にして頂きたいと思っています。
▼今回「わたしを救ってくれた言葉」を紹介した本です。
忙しい毎日やSNSに疲れた時に読むと、
ストレスが、サーッと流れるように溶けていきます。
ご興味があれば読んでみてね。
↓以下あとがきだよ↓
「親のせいにするな」は、
言い方がキツ過ぎると思いますが、
親の言葉がトラウマだったわたしも、
「大事なこと」は分かっているんです。
わたしが中高生だった時、
親に言われたことは、
確かに傷つく言葉だったかもしれない。
でもいくら学生といえど、
なんかもっと行動できたんじゃない?
365日説得するとか、
「認めてくれなきゃ、学校行きません!」とか、
実力行使でも対抗できたんじゃないの?
それをやらなかったのは、
「わたしの努力不足」だったかもしれない。
・・・というのも、今では分かっているんです。
ですがこれは、
過去の出来事に向き合い、
苦しいことは苦しいと認めて心を癒したから、
自分を客観的に見る余裕ができたのだと思います。
しかし、
これがもし知恵袋で質問して、
来た回答の一番はじめに
「あなたの努力不足」って書かれていたら、
もう、本当に・・・怒り心頭だと思います。
呪いの人形つくります←
こう考えると、
やっぱり「言葉の順番」って大事だな。
順番が違うだけで、解決するものも解決しなくなってしまう。
改めてそう実感します。
言葉って、ほんと繊細。
いかがでしたか。
皆さんのモヤモヤした心は晴れましたでしょうか。
わたくし逸は、この他にも、
皆さんが前向きになれるような情報発信をしています。
ご興味があれば、
ぜひ他の記事もご覧になってくださいね!
最後まで読んでくれてありがとう!
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